ダメなシナリオのダメな所を書いていくだけのブログ記事・②(終) | せいぜいひまつぶしの小話

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5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

『デュエルマスターズキング!』の制作会社とかけまして、
2年で終わった『遊戯王』のアニメシリーズととく。


そのこころは?

 

どちらもブレインズだけに、総集編ばっかりやってます。

投稿が日曜日なので書かずにいられませんでした。
つーか1年の放送期間で何回やってンだ?

 

おととしの『十王篇』でキャラデザが変わったあたりから何となく気乗りしなくなったなと
思ってるうちにコレですからね、アセンション時代の方が面白かったです。

 

で、4月から始まる完結編の次は9月から新主人公で新たなスタートを切るとのことですが、
4代目は切札ジョーの異母兄弟か何かで
髪型をけなされるとブチ切れるんでしょうか。

まぁ何にせよ昔のように毎週書くことは無いと思いますが、最後まで見届ける所存です。

さて当初の予定通り11年ぶりにまた始まる『タイガー&バニー』のこと書きますが、
やめときゃいいのに11年前の続きをやるつもりなんですか?

 

 

持続時間3分の能力が1分に減退してんだよ?
ウロボロスの謎にどうやって迫るつもり?
手がかり殺
(や)られちゃったのにどうすんの?

続きをやるにはどう考えてもパワーダウンしちまってるのにどうするつもりなんでしょう?
無かったことにして最初からtriやり直した方がマシだと思います。

 

↓無かったことにしてtriやり直した

 

もしやり直すのであれば11年前の大筋をなぞりつつ、引き延ばしのテコ入れは考えず、
2クールでビシッ!と終わらせることを前提に話を組み立て、なおかつ以下に指摘する
問題点を改善していけば、きっと良い作品に生まれ変われることでしょう。
2クール目からのシナリオはそれだけ酷過ぎたってことです。
 

 

能力が減退したかつてのレジェンドは八百長に手を染めていた

両親の仇だと思っていた奴には当時犯行は不可能だった
 (自分が見た記憶と事実が食い違っている)


重要なポイントはこの2点、どちらも実際その後の話の持っていき方が間違ってます。
以下は、そのツッコミどころとなります。

他のヒーローは何故そんな不正に手を貸した?

超能力が実在する世界で自分の身に起きた不可解に対し、
 一体なぜ、何らかの能力の介在を疑わないのか?

 

16話より

八百長なんてものは、個人で出来るようなことじゃありません。カネと権力が必要です。
テレビ番組に何かと付いて回る“やらせ”の問題と絡めて描くことも出来たはずです。
しかもそれ以前に犯罪者の重武装化をいぶかしむ描写があったわけですから、
「やらせは今も続いてる」とか「ヒーローにあてがうための自作自演」
として関連付けて考えるのは容易であり、不自然ではありません。

 

19話より

能力の介在を疑えば「記憶の方が間違っている」こと、
そこから記憶を操る真犯人の能力に気付く展開にするのは難しくありません。

そうすると今度は何故犯人は目撃した記憶そのものを消さなかった?
という新たな疑問が生じるわけですが、それはそれで「単純な行きずりの犯行じゃない」とか
何か目的があるんじゃないか?あるいはもう一度被害者の身辺を洗い直してみるとか、
“2つの事件がつながっている”方向に持っていくならどうとでも出来ます。
18話より
少なくともバニーを急激にメンヘラ化させる必然性が、
単なる腐女子向けのサービス以外にあったとは思えません。


放送当時の11年前からずっと疑問に感じていたことですが、

批判的な意見の中にも同じことを指摘する人間は、誰もいませんでした。

この世にはバカしかいねーのか」と思いました。

扱いにくい新人が、時代遅れで崖っぷちのベテランが見せる意地と心意気に感化され、
少しずつ心を開いていく過程が丁寧に描かれた最初の1クールは本当に面白かったです。

 

2クール目からの凋落っぷりはおそらくですが、
最初は2クールでビシッ!と終わらせるはずだったのに、思わぬ人気が出たことで
調子づいた上層部からテコ入れの引き延ばしを指示されてブチ切れた脚本が、
(こんなズタズタの状態で)やれるもんならやってみろ」と言わんばかりの
焦土作戦どころか放射能汚染級の暴挙に出た
と考えています。

 

でなければ納得いきません。

マジで最初からやり直した方がいいんじゃないの?

 

〈終わり〉

 

↓これでも最初はホントに面白そうだったんですよマジで

 

↓髪型のことをけなされるとブチ切れる主人公