今回の入院で予定通り肝臓の切除を行った。


事前の手術説明で入院後に撮った最新の

CT画像から10月に切除した左葉部分に

薄っすらと影があると言われた。


再発である。


個数は2個。そして今回のメイン右葉側の

腫瘍11個と胆嚢切除の予定で術後の

合併症の話もしっかりと聞いた。


そして肝臓の腫瘍は手術が終わってみれば

予定していたよりも多い15個を切除した。

なのでギリギリの残肝量で合併症は

起こるべくして起こった症状で

もちろん主治医をはじめチームの先生達は

予め想定済みでいたようだった。


術後の低酸素から始まり、血小板減少からの

輸血、腹水、胸水、黄疸、血腫、そして

現在も治療中の胆汁漏に長く続いた高熱と

前回とは全く違った入院生活を送る事に

なった。


入院中に主治医と少し話した。


私は今回2期に分けてになったが肝臓の

切除手術をしてもらう事ができた。

それによりさらなる延命となったが、

正直なところ抗がん剤治療で腫瘍の縮小が

みられたとはいえ、数はとても多い。

この多さで他の病院はどうなんだろう…と

思い聞いてみたら、病院によってはやはり

転移の個数が多すぎるので手術不可とする

ところもあるということだった。

でも、僕らは切れるなら切っちゃうけどね。


それを聞いてここで治療ができてよかった

と思った。

消化器内科の主治医がチョイスした

抗がん剤治療が奏効したおかげで

肝胆膵チームが手術にGOサインを出して

くれたので、原発巣の切除もでき今は

食べる物に気を遣う事なく食事も摂れる

ようになった。


もし、違う病院を選択していたら今も

腸管の狭窄に悩みながら詰まらないように

マグネシウムでコントロールする毎日を

送っていたかもしれない。


全く違う延命治療が待っていたかも

しれない。そう思うとやはり病院選びは

すごく大事だと思う会話だった。


延命に変わりはなくても

命が繋がった事はとても大きいと思う。

改めて治療に関わってくれた事に感謝!