進行胃がんと戦う旦那さまの闘病記

進行胃がんと戦う旦那さまの闘病記

2017年12月22日に胃がん・多発肝転移でステージ4。余命告知を受けました。現在告知から半年が経ち、腹水と痛みがではじめましたが負けずに頑張っています。


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眠っている旦那を起こさないように、静かに娘と旦那の様子を

伺っていました。

 

いつもより早く仕事に行き、寝不足と疲労があるにも関わらず、

ここまでの運転をして、到着後もゆっくりする事なく、

すぐにプールでたくさん遊び、締めはお風呂・・・と

疲れが最後のお風呂で一気に出てきたのでしょう。

物音にも気付かず、熟睡している姿にがんと診断されてから

夜も眠れぬ日々を過ごしてきた旦那にとって、この熟睡は

おそらく久しぶりのものだったに違いありません。

寝顔を見ながらそんな事を考えていると、目を覚ましました。

 

お薦めした岩盤浴は入ってみたのか聞くと、受付するの忘れて

そのまま大浴場で何種類かのお風呂と、久々にサウナに

ちょっぴり入っただけで、時間もすぐに上がってきていたようでした。

サウナはやはり長く入る事ができず、露天は気持ちよかったけど

そこに辿りつくまでがきつかったようです。

 

部屋から下の様子を見ると、食事している姿がたくさん目に

入りました。それもそのはず、時間はすでに19時を過ぎていました。

私達も食事に向かう事にしましたが、食事をどこでするのか

まだ決めていません。色々と見ながら決めようという事で、

地下のお店をグルッと見て周りましたが、どれもお高い・・・

なので、気取らずに好きな物を食べる事ができる1階のバイキング

で食事をすることになりました。

 

バイキング会場は個人と団体に席が分かれています。

団体は最近多い中国や韓国からの観光客で席は埋め尽くされ、

私達日本人は会場の隅でほんの一塊でした。

アジア系の観光客を快く思っていない旦那は、ちょっとキレ気味に

文句を言っていましたが、料理を取りに行くとそっちの方に

集中したからか、文句も言わなくなり、逆に今まで肝臓の事を

考えて禁酒していたはずなのに、めずらしくワインを頼んでいました。

「ちょっぴりならいいかなって思って・・・」

と、久々のお酒を満足そうに飲んでいました。食事も家だと

種類が多すぎて見た目でお腹が一杯になる・・・と言ってた事が

ありましたが、さすがに場所が変わり、自分の食べたい物だけを

チョイスできるので、お皿にはたくさんの料理が盛り付けられ、

最近にはなかった量を食べる事ができました。

この時の食事の様子は終始動画に納め、今は思い出として

見る事ができます。笑って、久しぶりのお酒にほろ酔い気味で

テンション上がった旦那の姿を忘れる事はありません。

 

楽しく食事を済ませ、部屋でようやくくつろぎの時間をとる事が

できました。時間は21時を過ぎ、本来は旦那と娘はとっくに

寝ている時間。しかし、今日は特別。みな遊び疲れていますが

それぞれベッドに入り、テレビを見ながらの会話が心地が

いいのです。一番最初に眠ったのは娘でした。

 

娘が眠った後で2人で少し話をしました。ハードスケジュールで

体に無理がたたって辛いのではないかと思っていましたが、

心地いい疲れで、反対に久しぶりにがんの事を考えずに1日を

過ごす事ができた事。来てよかったと・・・。

そして、これからも頑張るので宜しくお願いします。とお願いを

されたので一言「はい。」と返事をしました。

 

旦那も疲れたのか気付くと眠っていました。私も眠気はあるけど

なかなか寝付けない。12時を過ぎていましたが、1人でテレビを

見ていました。旦那が眠って少し経った頃目を覚ましました。

胃に痛みが出てきたようで辛そうなので、さっきカロナールを

飲んでいましたが、念の為にと持ってきたオプソを差し出しました。

医療用麻薬に対して抵抗のある旦那は飲む事に躊躇しています。

我慢はよくないから飲んでみたら・・・と薦めてはみたものの

やっぱりその気にはならなかったらしい。

もう少し我慢して、ダメならカロナールで様子をみる事にしました。

痛みに耐えながらも眠気には勝てず、その後は眠りにつき、

痛みで苦しむ事なく夜を過ごす事ができました。

私も旦那が眠ったのを見届けてから眠りにつきました。

 

後にこの時の写真のチェックをしていたら見慣れない写真が

数枚ありました。娘と私の寝顔が撮影されています。

旦那がこの日夜中こっそり目を覚ました時にでも撮ったものでしょう。

いったいどんな気持ちでカメラを覗き、どんな気持ちで私と娘の

寝顔を見ていたのか、どんな気持ちでこの写真を撮ったのか・・・

今となっては知る由はありません。

 

朝、みんな同じ時間帯に目を覚ましました。久しぶりにゆっくりと

目覚めた朝。身支度を済ませ、部屋のカーテンから1階の

バイキング会場を見ると、朝食のバイキングで人が一杯です。

早速、会場へ足を運び、各々好きな物をチョイスしてきました。

旦那は朝はご飯派。なのでご飯に味噌汁、たらこ、魚などを、

私と娘はパン派なので数種類のパンにオムレツやサラダを

選び、朝からみんなお腹一杯食べました。

旦那は本当にここ最近では1番と思う位食べていました。

 

昨晩から今朝にかけてたくさん食べていますが、便意がないので

お腹が張って苦しい・・・と言うので、少しトイレに時間かけて

座ってみたら・・・という私の言葉に頷き、そのままトイレへ直行。

待ってる間私と娘はお土産を選んで時間をつぶすことにしました。

 

シャトレーゼのガトーキングダムでしか買えないお菓子。

ファンタヴェニールで売っている「チードラ」。これに私も娘も目が

釘付け。1人2個で6個購入。他に職場や友人用にお土産を

購入しました。

 

タイミングよく旦那がトイレから帰還。でもダメだったそうで若干

苦しそうでしたが、久々の満腹に腸が追い付かないんだね・・

なんて話をしながら、部屋に戻りました。

 

部屋に戻り、帰り支度をして部屋をグルっと1周見渡し部屋を

後にしました。1階で精算を終え、記念にどこかで写真を撮ってから

帰りたい!と私が言って、バイキング会場にあった螺旋階段の

前で撮る事に決め、たまたま近くにいたホテルの方にお願いをして

写真を撮って貰う事にしました。

 

たくさん遊んで、たくさん笑って、たくさん食べた1泊2日の家族旅行。

時間は短かったけど、中身の濃い充実した2日間でした。

 

 

 

 

 

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