低酸素だったり、血小板の数値が悪く輸血をしながら様子見をしてきたが、

術後5日目にようやくICUから一般病棟に移動してきた。

 

これでやっとゆっくりと休める!・・・と思ったのも束の間、

またしてもイレギュラーの出現。

 

術後1週間目の2月5日の夜。看護師さんに傷口の確認をしてもらうため

被っていた布団をめくったところ・・・

 

血・・・

布団や病衣にもついていて、どこからなのか慌てて病衣をめくると

閉鎖したストーマ口から血がダラダラと出ている💦💦💦

看護師さんが当直の先生を呼んできて診てもらった。

当直の先生はまだ若手の消化管外科の先生だったが、診てもらったところ

閉鎖したストーマ口からの出血ではなく、その下辺りに大きな盛り上がりが

あった。そこからの出血でどうやら血腫ができてしまったようだった。

 

その日は止血の為、ガーゼを多めに当ててみたがすぐに血が滲みて

止まる気配すらないので、圧迫を繰り返しながら止血剤を点滴で流し

様子を診る事になった。血圧などを計る必要がある為看護師さんは

夜中もほぼ付きっきり。

 

消化管外科の当直の先生が肝胆膵の先生に連絡を取り、薬や点滴について

相談しながら診てくれたが、止血剤でも出血は止まらず朝になった。

 

朝になり回診の時間に主治医やチームの先生がやってきて、やはり

出血は血腫によるもので、ストーマ口を詰め物で塞ぎガーゼで圧迫。

そして出血によりこのまま血液と血小板の輸血を続けながら出血が

止まるのを待つ事になった。血腫じたいは自然に吸収されるので

どうこうすることはないが、すぐに吸収されてなくなる

というものでもなく、時間はかかるらしい。

 

出血は約1週間で止まった。出血はあったが痛みがなかったのが

幸いだった。が、肝臓の機能が弱っている為、腹水でお腹が膨れて

座り難くご飯も食べにくい状態になり、術後少し良くなりかかっていた

黄疸が出て、肌や目が黄色に戻ってしまった。

 

肝臓の状態が落ち着けば腹水も吸収され、黄疸もなくなるとはいえ

お腹が苦しくなる程腹水が溜まるとは思っていなかったので

びっくりした。

 

胃がんで亡くなった旦那が終末期になった頃、お腹に腹水が溜まり

パンパンで苦しくてご飯が食べられなくなった。

臨月で胃が押し上げられてご飯が食べ難いのと同じ感じかなと

思っていたけど、苦しさはきっとそれ以上だったと自分のお腹に

腹水が溜まって初めて腹水の辛さが少しわかった気がする。