リハビリも立つだけで精一杯。前回は辛い
と言いつつも3日目には歩いていた。
思うように進まない離床に焦りがチラリ。

朝の回診で閉じられたストーマと肝臓の
傷痕を見た。

ストーマ口は糸で縫合などは行わず自然治癒で

塞がる方法が取られているので傷口は
小さな菱形で口が開いた状態だった。

本当に開いてるって感じでシャワーできれいに

洗っていくときれいに塞がるらしいけど

丸見えの傷口に少し不安になった。
閉鎖による痛みは正直なところ肝臓の痛みが強かった為、全く感じていなかった。



肝臓の方は逆L字型に切開されていて
3個のドレーンが出ている。
傷口はさすがに大きめで、動くと痛みは

あるけど、動かなければじわじわと効いてる

硬膜外からの痛み止めのお陰で自分で向きを

変えたりとかもできる状態だった。

 

この硬膜外からの痛み止め。

効かない…という人もいるようだけど

私にはよく効いて動かなければならない時は

これがあれば大丈夫で、心の拠り所だった。

 

夜になって中途半端な眠りの中、おかしな夢を

たくさん見ていた。またせん妄状態だったの

かもしれないが、痛み止めをすっかり使い切り

ボトルの中は空っぽ。痛みがやってきて

どうしようもなくなった。

ベッドの上で痛みに耐え、自分の体を

どうしたらいいのかわからず、倦怠感は

なかったが、身の置き所がない状態でじっと

していられず、傷口を押さえながら右向いて、

左向いて、上向いてを順番に繰り返していた。

 

途中、痛み止めを早送りで入れてもらったが

効きがが弱く、朝まで眠れない時間を

過ごした。

 

さすがに前回とは手術内容が全く違うだけに回復までに

かかる時間も経過も違い、体がそこに一生懸命対応しようと

頑張ってるのを実感する事が多かった。

 

 

体調が優れず更新が滞ってしまったのでかなり時間が経ってしまい

ましたが、思い出せる限りの範囲で書こうと思います。

私のように多発肝転移で手術なさる方の参考になればいいいなと

思います。