1月29日 朝8時40分に手術室到着。
名前と生年月日、手術の内容を答えて
オペ看と一緒に手術室に入った。
手術台に入ると今日最初に行うストーマ閉鎖の
手術の為消化管外科の主治医がいた。
前回は大腸の手術が腹腔鏡手術だった為
頭側が下がる特殊な手術台だったが、
今回は厚いマットレスのふかふかタイプの
手術台だった。
横になり、すぐに背中の中心静脈から硬膜外へ
細いカテーテルを通す処置を受けた。
前回はあまり痛みを感じない中で処置が終わり
私の中では痛くない前処置という認識があった
今回は首のすぐ下辺りからだったが、すぐに
痛みがやってきて、グイグイと進む度に背中に
痛みの波がやってくるので、出産のように
痛みが来たら呼吸で逃す…みたいな息遣いを
していたら看護師さんが「痛み止め追加します
ね」と言ってくれたので、その後は痛みを
感じずにカテーテルを入れ終わった。
終わるとすぐに酸素マスクがされた。
その後は深い眠りに落ちた。
まず、ストーマ閉鎖術→肝臓切除→胆嚢切除の
順で今日の手術は進むと説明を受けている。
名前が呼ばれ、ICUに入り起こされたのは
朝、手術室に入ってから15時間後の事だった。
肝胆膵の主治医が遠くの方で「取れるものは
とれたから」と言った事をなんとなく覚えて
いる。
浅い眠りの中、手でストーマのあった位置を
触ってみた。
閉鎖したのだからないのは当たり前だけど
なんだかすごく寂しい気持ちになった。
閉鎖を待っていたはずなのに、いざないと
わかるとしてはいけない事をしてしまった
ような気分になった。
1月29日は私にとって長い眠りの1日となった。