続いて肝臓の手術説明を聞いた。


去年10月の手術で肝臓に転移したがんを

すべて取り切る予定でいたが、大腸に加え

ストーマ造設と術後の抗がん剤治療をする事に

なる為、体への負担の大きさや術後の回復に

時間がかかる事など色々な事を考慮した上で

この時は左葉側の腫瘍だけを取り除いた。


今回の手術は肝臓の右葉側の切除が目的の

2期目の手術になる。


去年の12月に撮った画像と今日撮った造影

CTを比較しながらの説明になった。


まず、去年取り切った左葉側に新たな怪しい

影が1、2個程出現していた。

そして右葉側には抗がん剤治療で小さくなった

腫瘍が少し大きさを増しているものが

いくつかあり、目に見える腫瘍は取り切る

予定でいるがその個数は11個になる。

目に見えないがん細胞は切除できないので

術後の抗がん剤治療は早めにした方がいいと

いう事になった。


去年12月の半ばまで抗がん剤治療をしていて

休薬に入りまだ1ヶ月しか経っていない。

左葉側の切除してから3ヶ月。

にも関わらず、小さくなっていた腫瘍は

活発さを取り戻しつつある事に焦りを感じ

画像から目が離せなかった。


あの時、10月の手術で取り除けていたら

どうなっていたんだろう…そう思ったけど

今回左葉側にも新たな影が見つかった事を

考えたらどっちにしても同じだな、今回この

左葉側も一緒に切除するので逆に結果的には

よかったのではないかと思った。

私のがんは進行が早いと言われているので

今後もこれくらいは想定していなければ

ならないのかも知れない。


そして今回の手術で胆嚢も一緒に切除する

事になり、目に見える11個+左葉の2個の

切除手術になるが主治医の中では術式など

これが一番ベストなのか、正直なところ

チームの中でも話し合いの余地があると

思っているという事を聞いた。


今回の様子から今後のもしもを聞いてみた。


それは今回の手術で一旦は目に見える腫瘍は

なくなるが、目に見えないがんが活発になり

大きくなってきた時に手術ができない状況を

聞いてみた。

1個や2個だとこれからもっと腫瘍が増える

可能性があるのですぐに手術とはならないが

抗がん剤治療などで大きくならず個数も

増える事がない場合は手術になる。


多発で大きいものが何個もあるような状態や

主要血管に絡みついているような時は

抗がん剤治療が奏効すれば手術の適応となる

がそれ以外は抗がん剤治療がメインとなる。


私の場合再発ありきの手術になるので、

再発の仕方で今後が変わる可能性がある。

抗がん剤治療でがんのすべてを叩いてなくす

事はできない。根治は手術なくしては

目指せないのでなんとしても抗がん剤治療で

叩いて手術を念頭に今後も頑張りたいと思う。


手術説明は現状維持からの手術ではなかった

左葉の早かった再発と大きくなっていた右葉

の腫瘍を見ながらになったけど

私よりも個数が多く、数回の再発を繰り返し

手術を受けた方でも5年後寛解されている。


そんな記事を目にすると諦めず闘う事への

勇気が湧き、まだまだやれる気になる。



どんなに厳しい状況になっても

諦めないで闘うよ!

まずは手術だ!