私が今の会社に勤めて早9年が経ち
今年は10年目にあたる。

去年がんが見つかり、抗がん剤治療や

入院などで休みながら仕事をしてきた。


勤続9年…就業規則では私の休職期間は6ヶ月。

勤続10年だと休職期間は1年。

半年の差はとても大きい…


そしてこの休職期間が残す所あとわずかになった

今月末に予定している入院ですべて消化し

自然退職という形を迎える。


私の直属の上司がとてもいい人で休職期間を

なんとか延ばしてもらえるように管理に

掛け合ってくれたりしていた。


でも、私の中では退職する方向で考えでいた。


手術をして目に見えるものは取れるけれど、

ステージ4の大腸がん、リンパ節、多発肝転移、

微小な肺転移1箇所と全身にがんが飛んでる

状態で、肝転移も目に見えないものをいれると

20個以上は確実にあるであろう状態。

抗がん剤が奏効して手術にもっていけたが、

肝胆膵の主治医からは

「再発はすると思っていた方がいい」と

言われている。


こんな状況で仮に半年休職期間を延ばしても

術後の療養期間や抗がん剤治療などで

あっという間に過ぎてしまうだろう。


おまけに再発ありき!ときたらやはり

どこで再発するのかを念頭におきながらの

療養になるので、休職期間という縛りに

焦りを感じ気持ちに余裕がなくなると思う。

手術して退院した後、本来なら体の調子が

上向くまでゆっくりと療養してからの復職と

なり、勤務時間も時短勤務から徐々に慣らして

通常勤務に移行するのが理想だけど、

休職期間が迫ってくると自分の体よりも

そちらが気になり無理をして復職してしまう。

現に昨年、退院後1週間で職場復帰して

体が追いつかずとても辛い中での仕事になった。


もちろん必ずしも再発するとは限らない。

予想に反してしない可能性もわずかには

残されてはいるけれど、転移している個数を

考えると再発率は高いのが現状です。


今月末の入院中に休職期間が満了になる為

その前に退職手続きを今日してきた。

実質は1月22日付で退職ということになる。


こんな形で退職するなんて去年の今頃は

考えもしなかったけれど、体を第一に考えて

納得してだした結論なので仕方ないです。

一旦退職して治療に専念します。


元気になってまたバリバリ働けるように

なったら同じ会社に戻る事を目標に

まずは治療を受けながらのんびりと

過ごしていこうと思います。


あ〜無職になっちまっただよアセアセ