初期投与の入院から2週間に1回が
抗がん剤投与のサイクルとなり、
副作用も痺れや吐き気くらいで体への
ダメージはさほどでもなかった。

2コース目の投与からmFOLFOX6から
FOLFOXIRIに変更になりイリノテカンが
追加になった。

ここから本格的な副作用との闘い。
投与後、起き上がれない位の倦怠感に襲われて

1週間寝込んだ。まともな食事は摂れず、

とりあえず水分だけは摂っていたが、

やっと起き上がれるようになった頃

口の中に痛みがでてきた。鏡で見てみると

口の中の粘膜が白くなっていて舌先は

ピリピリとした痛みが続き、舌も割れて痛い。

生まれて初めて舌に口内炎ができて

歯にあたるたびに痛みが走り、

血流が悪くなった事で舌の側面両側が紫色に

変色していた。

 

唾液も出づらくなり、日が経つにつれて

口の中が最悪な状態に変化していく。

おまけに味覚障害にもなってしまい

お口の中は全滅状態🥵

 

吐き気で食べられない上に味覚障害で

食べる物さえ選べなくなってしまった。

お出汁の味とフルーツ以外はすべて🆖

塩味、酸味など塩気のあるものすべて苦味に

変わり苦いナポリタンや苦いお寿司に

がっかりして食べる意欲すら湧かなくなった。

お酢の酸味はダメだけどフルーツの酸味が

平気なのが不思議で、甘みは甘いと感じるけど

甘さがより甘く感じた。調味料が一切使えない

日々の始まりだった。

食感も変わり麺類は冷麺とはまた違ったゴムを

噛み締めているような感じになった。

 

雑炊やお茶漬け、フルーツしか食べられず

出汁でやわらかく煮た野菜スープが主食と

なったが、抗がん剤治療で痩せた分は

次の治療が始まるまでに戻す事を第一に

例え飽きていても一生懸命食べた。

この口に現れた副作用は手術の為に

抗がん剤治療を終了した後もずっと続き

退院後やっと味覚が戻ったと実感するまで

約半年間かかった。

 

治療で体重を減らしたくない時期の味覚障害は

本当に切ないし、食べる意欲がなくなり

食べる楽しみを奪われてしまうのが辛い悲しい

 

口の中に現れた副作用

・口角炎

  比較的すぐ両方の口角が切れて血がでます

・口腔粘膜炎

  投与から5日目位から口の中全体が白くなり

  つっぱった感じでヒリついた痛みあり

・舌が割れて痛みがでる

  見た目溝状舌です。

・舌の側面両側が血行障害で紫色に変色

  私の場合ですがドス黒い感じの紫色で

  痛みなどはありません

・舌先と口の中全体にピリピリとした痛み

  舌痛症のような感じで常にピリピリとした

  痛みがあり舌先の痛みが続きます

・唾液が出づらくなる

  唾液が出難い為口の中が乾燥し舌に歯型が

  つき、パンなどの水分とられるものがとても

  食べ難くなります。

・味覚障害

  個人差がありますが私は出汁とフルーツのみ

  おいしく感じました。後はどんな味も塩分が

  あるとすべて苦味に変わりました。

・口内炎

  痛すぎてアズノールうがい薬を処方してもら

  いましたが気休めでした。

・歯が浮いた感じが続く

 

来年の手術に向けて術後5FUを3回程投与

しました。ここまでひどくはないけど

お口の中のピリピリした感じや荒れた状態が

出て、痛みと若干の味覚障害が出てます。

 

口の中だけでもこれだけの副作用驚き

体全体に現れた副作用も含めるとかなりな

数の副作用との闘いです。全身治療なので

仕方ないですが、抜け難いものもあるので

せめて後遺症として残らない事を祈るばかり🙏

 

次は体全体に現れた副作用について

書いてみますねウインク

 

抗がん剤治療を一旦終了している現在、

食事をおいしく食べられる事を

ひしひしと噛み締めて食べています。

本来の感覚に完全に戻った訳ではないですが

それでも半年間の食べられない味覚よりは

全然マシだと思います。