3月14日。この日はホワイトデーですね。

 

我が家の旦那も必ず私と娘ちゃんにお返しをくれていた。

なので旦那から貰ったつもりでお返しのケーキを買いに行った。

 

神楽岡に本店のある「SUN蔵人」でおいしそうなレアチーズケーキを発見!

実は旦那がチョコレートケーキの次に好きだったのがレアチーズケーキ。

なので当然買いました。

 

レアチーズの上にちょこんとチーズクリームが乗っていて、さらに上からは

キャラメルが!まずいわけないです。

レアチーズの酸味とキャラメルの甘さが丁度いい。

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そして、もう一つ(笑)これは妹に頼んで買ってきてもらったケーキ。

「六花亭」のさくらモンブラン

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これ、冗談抜きでめっちゃおいしかった。見た目もかわいいし

上はさくら色のあんこを絞ってあって、中にスポンジとクリームが隠れてる。

六花亭、いつもケーキを買いに行くと行く時間が遅いせいかまともなケーキに

出会えた試しがない。今回妹は午前中に買いに行ってくれた。

そのお陰でこんなにおいしいケーキにありつけた事に感謝。

これは絶対にリピしないと!3月限定のケーキなのでもう1回食べたい。

 

 

このケーキは食後のデザートだったんだけど、食事中の事。

私と娘ちゃんは食卓テーブルに並んで座って食べている。

旦那が生きていた頃は向かい側に旦那が1人で座って食べていたから

その名残でいなくなった今もその位置で食べている。

 

そしてその日あった事などを聞きながら食べるのが日常。

この日は娘ちゃんから聞かれた事がある。

「お母さん、もし魔法が使えるとしたらどうする?」

「魔法が使えるとしたら?お母さんはお父さんを生き返らせる」

「あっ!そうきたか!」と笑いながら娘ちゃん。

 

どうやら彼女は違う答えを待っていたようだったが今私が望むものは

現実的には絶対にありえないけど、もし使えるとしたら私には

この1択しかない。いなくなった事ですべてが変わった。

家族3人が揃った状態に戻りたい!

 

それは私のように家族と死別した人誰もがそう願う事だろう。

いなくなって会えないとわかってからは想いは募るばかりだ。

自分の寿命を半分分けてでも生き返らせたい。

 

ブラックジャックや救命病棟の進藤先生が担当医だったら・・・とか

現実とかけ離れた事を亡くなってからよく考えていた。

救えない命も救ってくれそうな感じだったから。

 

娘ちゃんは「そうだよね。うちもその方がいい」と言った。

 

それからはお父さんが生きていたら・・・なんて話にシフトして

「お酒飲んで、テレビ見ながら文句言ってるよね」とか

生きていた頃の旦那を思い出しながらの食事になった。

 

もういなくなって、会えなくなって淋しい気持ちは強いけど、

こうして忘れられない人が思い出話をする事でその人がまた蘇る

そんな気がするだけでも楽しく嬉しい気持ちになる。

いなくなっても生き続けてくれるんだと思う。

 

今年の3月14日は娘ちゃんの「魔法が使えたら・・・」から始まって

いつもとは違う会話ができてよかった。