10月12日。忘れてはいけない旦那の誕生日です。
 
あれから本人のいない誕生日も今年で4回目。
私の中でここまでは頑張ってほしい・・・
そう思って目標にしていたのが10月12日だった。
 
8月に入り、すぐに最後の余命宣告を受けた。
「1か月~2か月になることもある。」そんな感じだった。
体力のなくなった旦那ができる事は限られている。
ただ、53才を迎える10月12日、家族で祝う事のできる
旦那の最期の誕生日まではなんとか頑張ってほしい・・・
 
そう願ってはいたが、外泊許可をもらい、訪れた元義母との話合いの中で
拳を震わせながら怒りを我慢したストレスが相当な体力を奪ったのか、
話合いに行く前と帰りでは様子が違っていた。
この日を境に旦那のわずかな体力が限界に近づき、病院へ戻る頃には
自分では歩けない程の消耗だった。
後で知った事だが、末期がん患者にはストレスは相当な体力を奪ってしまうらしい。
未だに元義母との話し合いに連れて行った事をとても後悔している。
 
あの時の怒りによるストレスがなければ、ひょっとしたらもう少し生きていられたかも
しれない。そんな事を思うととてもやり切れない気持ちになる。
たらればだけど、もう少し一緒に居たかった・・・
そう思う気持ちがどこかで整理がつかないまま、生きられなかった理由を
探しているのかもしれない。
 
亡くなってすぐに旦那の誕生日を迎え、今回は56才になる誕生日。
いったいどんな56才になっていたんだろう・・・
容姿はきっと顎ひげと生え際の白髪はさらに増していたのかな。
背はきっと縮んでるな・・・。体重はさらに増加してたかもしれない。
色々考えるけど、思うだけでやっぱり想像つかない。
だって、私の中にいる旦那は52才で止まってしまっているから・・・。
 
色々考えると寂しくなるから ヤメヤメ!
 
今回の誕生日ケーキも娘ちゃんと買いに行ってきた。
チョコレートケーキが好きだった旦那の為に。
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できればこの写真と一緒に笑顔でピースサインなんかをしてる旦那が写ってると
よかったな。
 
56才のお誕生日、おめでとう!