葬儀までの間、義実家に帰ってきた旦那。

義母と私は相変わらずな空気の中にいて、会話はなかった。

 

ここまで義母は6月には自身の年金を担保にしている借金は終わる・・・

そう言っていた。けど、聞く度に終わるといっている月が変わってきて、

いつが本当なのかわからない。

実際、旦那が亡くなって義実家に帰って来た日も自分の友達(といっても80過ぎてる)に

連絡をしてお金を持ってきてもらっていたのを私は知っている。

年金支給日の8月15日が過ぎて何日も経っていないのに・・・。

 

義弟から近所の人が来るかもしれないから、飲み物とお菓子を買ってきてほしいと

言われて用意した。でもどの位用意していいのかわからなくて、たくさん買ってきた。

来たのはお隣さんや旦那の幼なじみとお母さん、そして義母にお金を持ってきた

義母の友人だけ。ひと昔前なら町内で人が亡くなると、町内会の人達が

色んな事をお手伝いしてくれたりする光景も見られたけど、今は近所付き合いを

敬遠する風潮の方が強く、こういった事はあまりないのかもしれない。

来て頂いたご近所の方から香典を頂いて、義母が受け取っていたのを見た。

けど、私に頂いた事は何一つ報告はないし、もちろん私に差し出すような事もない。

 

この時に以前、病院向かう途中の義母の言葉を思い出した。

「香典、私が預かろうか・・・・」

預かるというよりは自分のものにしちゃった。言っていた事を実行したのだ。

それが分かった時、情けない気持ちになった。

借金でお金がないのは私も知っている。でも、そうなってしまったのは

すべて自分のせいだ。後先考えぬ行動がお金のない生活を作り出し、

80を過ぎた今も抜け出せないでいる。

でも、お金がないからと言って、香典を自分のお金にしてしまうのってどうなの?

何事もなかったかのような顔で普通にしていられる事に驚きを隠せない。

亡くなった当日は香典返しの用意などもしていないので、後でお礼とお返しを

持って行かなくてはならないのに、何も言わないとお礼すらできない状態になり、

恥かしい思いをする。渡した方も直接は言わないかもしれないけど、

「何も言ってこないし、持ってこない」と心の中で思っているかもしれない。

ましてご近所となれば尚更の事だと思う。

 

義弟が見ていた1件だけは誰から頂いたのか教えてもらったからわかるけど、

それ以外はわからない。義母がこうした行動をとる事で義母自身が

そういう目で見られ、一緒にいる義弟夫婦や喪主である私も同じように

見られるという事が一番我慢できない。

 

自分の事や権利は強く主張するのに、こういう事はしれっとやり過ごす義母の

お金に対する執着はすさまじい。包んでくれたお金を勝手に自分の生活費に

するなんて事はあってはならなし、普通はしないと思う。

 

年金は約7万。そこから年金担保の借金4万が引き落としになり、残りは3万。

さらに生命保険2本で12000円の引き落としがある。

80すぎて葬式代位にしかならない保険金に毎月このお金を払っている。

払えない時は借りてでも払っているようだ。

残りが生活費になるんだけど、いくら家賃がないとはいえこの金額で

1か月生活するのは絶対に無理な話で、借金が終わると言っていた6月には

本当に一旦借金は完済になっていた。これでもう借金をしないでいたら

少しは生活費も潤い、足りない分は後で手続きをする生活保護で補う事で

十分生活はしていけるはずだった・・・けど、また性懲りもなく繰り返している。

年金支給日でもある8月15日の残高は-30万。マイナスがついてる。

支給日当日でこの金額なので、知らない間にまたやってくれたようだった。

この事実を知った時、溜息しかでなかった。

 

借金を何とも思わないから借金グセはいくつになっても治らない。

義母は自分自身のこれからの生活をどう考えているのか・・・

いや、きっと何も考えてなどいないと思う。

今まで面倒を看て来た旦那は亡くなったけど、アメリカから帰国した

義弟がいるから。義弟がなんとかしてくれる・・・そう思っているに違いない。