(12)いざ出陣!抗がん剤治療開始 | 進行胃がんと戦う旦那さまの闘病記

進行胃がんと戦う旦那さまの闘病記

2017年12月22日に胃がん・多発肝転移でステージ4。余命告知を受けました。進行が早く、抗がん剤治療も奇跡を呼べず8か月間の闘病を経て、2018年8月21日52才で旅立ちの日を迎えました。

1月10日 入院2日目

今日仕事だった私は終ってから旦那の元へ行こうと思っていたら、

お昼の休憩時に旦那からメールが届いていました。

 

「今から抗がん剤入れるよ~。いきなりでびっくり!」

 

えっ!今から?びっくりって私の方がびっくりなんですけど・・・

返信はしてみたけど折り返しでこないので、仕事終わりを待つことに

しました。

 

仕事が終り、旦那の事が心配で猛ダッシュ!病院までの道のりを

車で飛ばします。と言っても車で5分ですけどね・・・

病室に着いてすぐ、カーテンをめくる・・・初めての抗がん剤治療が

終わり、リラックスした姿でテレビを見る旦那がいました。

 

「どうだった?吐き気とかあるの?大丈夫?」

「吐き気はぜんぜんないけど、喉と手の感覚が変な感じがする。」

「どんな感じ?」

「喉は器官がキューって閉まる感じで、手は冷たいものとか触ったら

ビリビリした感じがする。痺れてるみたいなそんな感じ。喉も冷たい

水とかは飲めない。だから水は冷蔵庫から出して常温にした。」

 

投与後そんなにたたないうちに副作用が出始め、びっくりしている様子でした。しかし、昨日私が帰るまでは抗がん剤の話など何もなかった

ので、いきなりな事にびっくりして話を聞いてみると、

どうやら私が帰って、夕食が終った頃に主治医の先生が来て、

これからの治療方針の説明などを受けたらしい・・・。

そんな大事な話があるなら、帰らずに残っていたのに・・・。

本人に説明するのはもちろんの事だけど、これから一緒にがんと

闘う家族としては、聞きたい事などがたくさんあったので説明するなら家族が同席した上でやってほしかったなと。

初めての事で、ネットなどで調べたりしてみたけど、そもそも抗がん剤

治療の薬は何をファーストラインにもってくるのかさえも知らず、

踏み込んだ事が調べる事ができず、よく言われてる吐き気や脱毛、

抗がん剤治療をするにあたり注意する事などしか調べていません

でした。事前に治療計画の説明をする時間を知らせてくれたら、

空けておくこともできたのに・・・。

 

主治医から説明された治療方針は・・・

・入院期間は2週間を予定している。

・ファーストラインはXELOX療法で、オキサリプラチン+ゼローダ錠で

 行う予定でいる。

・CVポートを埋め込む手術の必要性の話。

・抗がん剤治療による副作用の話。

・痛みなどの緩和の話。

 

密な計画できちんと本人にわかりやすく説明されたようではあった

けど、旦那の口から又聞きではいまいち納得できない部分もあるので

次回、先生を捕まえて詳細をもう一度説明してもらおうと思い、

気になる抗がん剤治療の話を旦那に聞いてみると、あまり覚えて

いないのか、肝心なとこが抜けすぎて私には伝わってこない・・・

主治医がくれたという治療計画書とXELOX療法の小冊子を私に差し出した。それに目を通しているとなんと!主治医登場!

 

「こんばんは。その後調子とかはどうですか?」

「ちょっと痺れてる感じがでてきました。」

「そうですか・・・この薬使うと殆どの方が何かしらの症状がでます。

奥さんも何か聞きたい事とかあれば、お答えしますけど・・・」

 

私はオキサリプラチン+ゼローダの投与方法、副作用、注意しなければ

ならない事、どの位の期間投与するのかなどを聞いてみました。

初回は副作用の出方などを見るために入院での投与となりましたが、

重大な副作用がなければ以降は通院での投与になり、1週目は抗がん剤点滴と飲み薬のゼローダを1回につき6錠毎日朝・晩服用し、2週目はゼローダのみ、3週目は投薬は全休の3週1クールで行う治療法だそうで、副作用も旦那は仕事をしながらの通院なのでその辺も考慮してくれたのか、全くないわけではないが脱毛は比較的なり難い薬だそうで、旦那はその点は喜んでいように見えた。

 

しかし、やはり抗がん剤は毒。なので重篤な副作用も考えられるので

入院期間中に出方を見てからになるらしい。吐き気に関しては人それぞれで、吐き気止めの薬を一緒に点滴で入れているので、そんなに

ひどくはならないと思うけども、中にはダメな人もいます・・・と。

幸い旦那は吐き気止めが効いたようで初回投与で気持ち悪い・・・

とうことはなく、吐くことはありませんでした。食事なども好きなものを

食べて下さいと言われちょっとホッとしました。

 

CVポートの埋め込み手術についての説明もこの時聞きました。

右利きなので、左の鎖骨下辺りに埋め込み、これからの抗がん剤治療

でする点滴のルートを今後はすべてここからとる事で血管への負担を

減らすという事でした。抗がん剤は効果がみられる限りはその薬を

継続して使って治療していくということで、説明を受け納得した上で

改めて主治医に宜しくお願いします・・・と挨拶をして話は終った。

 

この日1日の様子を旦那から聞くと、お昼少し前に「これから抗がん剤

治療を始めます。」と言われて、お昼も食べずに約2時間点滴をして、帰ってきて慌ててお昼のうどんをかき込んで食べたそうだ。

本人は予め何時頃から始めますよ~みたいな予告がされてから

始めると思っていたので、ちょっとイラっとしたらしい。

何事も初めてで主治医も看護師も旦那も皆がコミュニケーション不足

。病院のやり方もあるし、そこはこれから気になる事があれば言った

方がお互いの為にいいんじゃない?と言ってみた。

 

そういえば、昨日の昼ご飯来ない・夜ご飯も忘れられた事件はどうなったのか・・・昨日の夜、晩御飯がやっぱり自分の所にだけ配膳されない

ので、看護師に言いに言って、持ってきます~と言われたので暫く待っていたけど、持って来る気配がないのでまた言いに行くのも面倒だから、下のローソンに買いに行ったけど時間的に何も食べたい物がなかったらしい。そして、朝になり、部屋担当の看護師が来て、尿や便の回数などのチェックをしていると、昨日食事した量のチェックで夜の食事蘭がローソンと書いてある事に気付き、「昨日はローソンのお弁当食べたんですか?」と聞かれたので、「うん。そう。夜も病院のご飯が来なかったから勝手に買いに行って食べた。」「えーっ!来なかった?

看護師に言いました?」「言ったけど・・・」「すみませんでした。ちゃんと

出るようにしておきますね。」と部屋担の看護師は言ってくれたらしく、

その後、夜に言いに行った看護師が申し訳なさそうに病室に謝りにきたらしいです。朝まで気付かないって・・・どんだけ~!

ちなみに朝食からは忘れられる事なくちゃんと配膳されたみたいですけどね。

 

突発的な出来事だらけで始まった抗がん剤治療。ファーストラインの

薬も決まり、これが長く使い続けられるといいな・・・と思っていました。

例え延命しかなくても、それでも進む事しか考えていませんでした。