児童劇団大きな夢
創立30周年記念公演
ミュージカル
緑の村の物語 夢組
【公演日時】
2023年10月28日(土)13時
【劇場】
新国立劇場 小劇場
(東京都渋谷区本町1-1-1)
京王新線「初台」駅 徒歩約1分
【上演時間】
1幕 45分
休憩 15分
2幕 50分
開演 定刻
終演 14時52分
【チケット】
レフトバルコニー
4,500円
【観劇回数】
作品 1回目
劇場 26回目
【評価】
SSS
年間ベスト公演候補
【スタオベ】
級
【いちばん良かったキャスト】
佐瀬弥雅さん
ノーラ
【メモ】
初日
プログラム無料配布
涙腺崩壊
・朝10時に日程合わなくて見送り予定だった『エルコスの祈り』の先行チケ取りに練習兼ねて参戦劇団四季のファミリーミュージカル公演は、座席選択ができないという座席位置を選びたいお客にはなかなか厳しく、日々の鍛錬が本命公演の際に役に立つはず狙った席番号が出るまでの繰り返し作業で、中通路前後の列の通路側狙いで集中力切らさずがんばっていたら、中通路前後の列ではないけど、最前列のジャストの席番号が降臨されたので、迷わず予約確定以前と比べて、最前列よりも後ろから全体を観るのが増えているけど、やはり観たいキャストがたくさんいる公演は最前列だとテンション上がるこの座席位置は前回上演時に生形理菜さん目当てでよく観ていた席で、何かの御加護があるようなチケ取りでテンション上がった状態で、緑の村へ
・入場して、チラシラックに大きな夢のフライヤーがセンターには、柴田紗羽さんと梁世姫さんの『小さな貴婦人』のお写真が非常に絵になるというか、格と言うかオーラというかが凄い実力だけでなく2人の年齢感がピッタリ合っていたからこそのW主演での共演は、奇跡だったのかもしれない同じタイミングで観劇できて、感動できたことに感謝観劇前にさらにテンションアップ
・3組公演でバレエと公演日程重なっていたので、どの組にしようか迷ったけど、流山さんとさいたまさんでパフォーマンス良かった子が出演の音組と夢組を選択
・2日前くらいに浦安さんのブログで3組の告知動画がアップされていたので視聴したけど、夢組の台詞がいちばんしっかりしていて、期待値が上がった状態で観劇
・チケット予約する前から先入観で、劇団初期の作品はまだ制作に慣れてない時期の作品で、なかなか完成度は厳しそうかもと思っていたけど、脚本(ストーリー)がきっちりというか、全く無駄がなく緻密に組んであり、流れが良いそこに各地からの選抜メンバーでの公演なので、台詞も歌詞もしっかりで期待値を上回るどころか、高い完成度で感動的な作品に仕上がっている台詞に子どもたちへのメッセージが多く入れてあり、教育上も非常に良い作品になっている
・佐瀬弥雅さん、3組のトリプルキャストの中でいちばん低学年なので、どこまで台詞できるだろうかと思ってたら、泣き方がめちゃくちゃ上手い泣き止み方も上手いそして、台詞まで上手いし、役の強さが絶妙謎の男とのパワーバランスが対等どころか、むしろ自分の間合いに引き込んでいる小さい子のあて役だと思っていたポジションを、説得力抜群の完璧パーフェクトなパフォーマンスで、ストーリーの格になっていた
・他の一般的な芸能スクールだと、いわゆるオーディションに勝ち抜くスタイルになって、みんな同じようなキャラやパフォーマンスになってしまうように感じるが、大きな夢は個性やナチュラルさを残した上でここまで仕上げてくる(特に台詞)ので、教え方が良いと思われる
・青砥洋さん、台詞が上手いだけでなく台詞でキャラクターをきっちり出せるので、演劇の演の技術がすこぶる高いと思われる佐藤さんと空気感がピッタリ合って、佐藤さんのパフォーマンスを引き出していたので、これは助演の技術を発揮していると思われるたぶん80歳くらいと思われるが、年齢を感じさせないパフォーマンスで、普段から子どもたちのオーラが青砥さんに好影響を与えているような
・一柳みるさん、病気で物忘れが進行した状態のお婆さんを好演言葉遣いから雰囲気から、若い時の綺麗で優しい音楽の先生の設定ピッタリのパフォーマンス全くトゲのない台詞が作品の空気感を壊さず、ピエールや子どもたちの優しさや思いやりを引き立てていた
・吉田歌羽さん、8月に観た小魔女役でのパフォーマンスと同じパフォーマンス表情の出し方に個性があり、特に台詞と姿勢が上手くて、客席へのベクトルが良い台詞の口の動きも綺麗で、日々の鍛錬が伺える選抜メンバーの公演でも輝いていて、これだと自分のところでも輝くよなぁと、納得の期待通りのパフォーマンスだった
・塩崎光正さん、村の大人役でいちばん台詞の多い役を好演強すぎないキャラクターで、難しい軟の演技もしっかりで、ストーリーを次に繋げていた最後までキャラクターがブレずに一貫していたのもポイント高い男性キャストが不足しているようで、シングル(全公演出演)でこの前面に出る役なので、この経験は今後に繋がるはず
・キャストがノーミスと思われるパフォーマンスで、台詞がしっかりしていたのが大きい。作品の良さやメッセージまで伝わってきて、ここまで良い作品だと思ってなかったので、日程重なったバレエ公演(しかも好きな作品)を優先で、観劇スルーしなくて良かった
・下手側の席だったけど、ピエールとエリーナ先生の感動を満喫するには下手側だったので、チケット発売日に下手を押さえた奇跡の判断(上手側だと、角度的に全部は伝わってこないかもしれない。その代わりに、子どもたちの演奏シーンは上手側の方が観やすい。)