劇団BDPアカデミー
ミュージカル
彼女たち アーサー・ミラー「るつぼ」による変奏曲
(キャスト A)
【公演日】
2021年5月16日(日)
【開演時間】
17時00分
【劇場】
IMAホール
(東京都練馬区)
最寄駅:大江戸線 光が丘駅 隣接
【上演時間】
1幕 65分
休憩 15分
2幕 70分
【チケット】
1階 下手
4,500円
【観劇回数】
作品 1回目
劇場 10回目
【評価】
SSS
年間ベスト公演候補
【スタオベ】
級
【いちばん良かったキャスト】
筑根昌平さん
岡田修二(英語教師)/ジョン・プロクター
【物販】
プログラム 無料配布
【メモ】
・前回良かった『小さな貴婦人』と同じ劇団BDP公演だと思って、座席選択もできたのでチケット押さえたら、劇団BDPアカデミー公演となっていて、高校生に見えるキャストがほとんどで、どれくらいのレベルか想像できない状態で観劇
・開演前に前説で登場の女性がめちゃくちゃ上手い台詞力が伺えたが、自己紹介がなかったので劇団BDPの関係スタッフかなと思いつつ、パンフレット急いで見たら、主役枠の上原咲季さん若干難しいストーリーを体感2分位説明したので、作品に設定に入り込みやすくなっている
・最初からキャストの台詞も歌詞も音量バランスまで凄い仕上がり舞台経験はそんなに多くなさそうなのに、どういう稽古をするとここまでになるのか状態で、序盤から大当たり確実感が凄かった立ち位置の確認も全くなく、動線も身体に入っている
・新国立劇場さんで演劇『るつぼ』を観たことあるが、今回のキャストの方が年齢感がしっくりきて、現代の高校生(演劇部)と、劇中劇『るつぼ』の演じ分けというか、熱い演技で『るつぼ』は『るつぼ』の世界に引き込まれた切り替わりのタイミングも良くて、ラストの締め方も良かった脚本の勝利で、観客を最後まで作品内に引きつけていた1回観て満足ではなく、アーカイブ配信(5月22日〜)の視聴も確定良い意味で、劇団の規模と完成度が合っていない
・筑根昌平さん、劇団BDPプラスという大人枠?の俳優さんだが、落ち着きある台詞がめちゃくちゃ上手いちょうど昨日観た『キャッツ』に出演中の上川一哉さんに似ている台詞力で、若いキャストを引っ張っていた台詞だけでなく、2幕エリザベスとの修羅場のナンバー(曲名不明)も良かった最後まで集中力高い演技で、劇団BDPの本気度が伝わってきた
・上原咲季さん、前説とは明らかに違うオーラを出して登場何かを抱えた転校生を演じていて、ネットで誹謗中傷されても耐えられている精神力の強さを上手く出せていた台詞も表情も上手く、主役に相応しいパフォーマンスだった
・福原佑実さん、最初の登場シーンから台詞が丁寧で超上手い落ち着いた雰囲気が役にあっていたプログラムに掲載の写真と雰囲気がぜんぜん違って見えて、凄い演技力だと思っていて、翌日キャスト変更に気付く急遽の代役にはとても見えなかった完成度だった
・長谷川桃音さん、高校の時の同級生に似ている雰囲気で視線が集中転校生との噛み合わなさが上手く、台詞も聞きやすいように調整していた劇中劇では、雰囲気変えて、夫人のキャラクターも出せていた
・苦言になるが、2つのブロックに分けた規制退場で、先発退場組が退場後、そのほとんど(8割以上?)が出入口の前後で滞留後発退場組がなかなか退場かからないとか規制退場の意味がないとかそういうレベルではなく、クラスター発生したら今後の公演ができなくなるという危機感が家族、親族、お知り合いに全くない。開演前や休憩中も他の団体と比べても談笑が目立っていた。舞台は良かったのに何と言うか