受け取る側として「芸術」を五感で感じること

前回はそんなお話でした

 

今回のお話は・・・

 

「自分の身体を使って感じること」

 

をお話したいと思います

 

実は私には夢があって

一つは・・・

 

シニア世代の方に演劇体験をしてもらうこと乙女のトキメキ

 

お芝居の基礎訓練には

体作り、発声、コミュニケーション訓練等いろんなものがあります

 

例えば体作り

お客様にしっかり言葉を届ける声を出すために

身体を使って動きで表現するために

その媒体となる体作りが必要です

 

まずは怪我をしないように

そして発声の基本となる声を出す土台として

身体を柔軟にしておく必要があります

いきなり大きな声を出すと声帯を痛めるし

なにより、身体全体を使って声を出さなければ

劇場でお客様に届く声は出せないからです

そのためのストレッチ

これって、運動不足になりがちで

怪我のリスクも高いシニア世代にとって

とても有効なのではないかと

そして、適度にほぐれた身体は

血行もよくなり、とても心地よいものです

 

それから発声

腹式呼吸を使う発声は

呼吸そのものが深く、身体や神経を整えてくれます

 

それに

お芝居お発声練習はとても面白くて

ちょっと頭を使うんです

「あいうえお」を

「あえいうえおあお」とか

「あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ」とか

少し組み替えてやるんです

これには一定の法則があって

それを五十音表どおり「あ行」から「わ行」

そこに「ざ、が、だ、ば、ぱ行」鼻濁音なんかもまぜて

やるわけです

この法則に上手に乗っかれると難なくできるのですが

そこを見つけて掴むのが少しだけ頭をつかうところ

そう、脳への刺激にもなるわけです

 

コミュニケーション訓練

「シアターゲーム」と言って

まさにゲームをやるのですが

これがなかなか・・・

コミュニケーション能力

相手を洞察する力

相手を理解しようとする力

が必要になってくるのです

私たちは普段の生活の中で

何気にコミュニケーションしていますが

シアターゲームをやってみると

意外と相手を見ていないこと

知ろうとしていないことに気がついたりします

人と人がコミュニケーションを取る

これって、生きていく中でとても大切なことだと思うんです

相手は自分とは全く違う人間

何が出てくるのかわからない

とても刺激的なことだと思うんです

 

私はこれを講座として

特に身体の衰え、健康面の不安

人とのコミュニケーションの機会の減少を抱える

シニア世代にむけてやってみたいと思っているんです

そして

いつまでも健康で

生き生きと人生を過ごしてほしい

そう思うんです

 

これって「幸福」じゃないですか?

 

私の「芸術幸福論」はこんなものも含まれているんです

 

そして

「自分の身体を使って感じる」ことで

「観方」が変わる気がするんです

これまで受け取ってきた「芸術」を

違った視点で見られるようになると思うんです

それもまた、楽しみの一つかなと

 

演劇訓練を重ねて

いつか舞台に乗る楽しさも経験してもらえたら

もっと嬉しいかもラブラブ

 

今日はここまで

私の「芸術幸福論」はまだ続きますニコニコ