2024/07/10
今日は私にとって、あのライブから10年の記念日なのです。
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SPITZ THE GREAT JAMBOREE 2014
"FESTIVARENA"
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当時スピッツファンの心に大きな爪痕を残したこのツアー。
10年経っても、やっぱりフェスティバリーナは私の中で3本の指に入るくらい、強く心に焼き付いています。
2014年夏、就活が終わり部活動や大学の授業も落ち着いた頃。
それまでは大学が忙しくしばらくライブに行けていなかったのですが、やっと行ける環境ができました。
大好きなスピッツに会うのは二回目。
しかもアルバム関係ないツアーだからなんの曲をやるのか見当もつかない。
お祭りのようなツアーっていう告知が出ていたような気がするな。
そんなあの夏のワクワクと高揚感の中迎えたライブについて、少し振り返ってみようかなと思います。
既に円盤化されていますが、このブルーレイはほんとにほんとにお勧めです!!
フェスティバリーナに行けたのは2014/7/10と、7/31。どちらも武道館。
確かなかなかチケットが取れなくて、7/10はツイッターで検索しまくって譲ってもらって。
7/31はステージサイド席のチケットだけ取ることが出来たんでした。
7/10は田村さん側から。
7/31はテッちゃん側から。
どちらも近くて見やすかったな。
フェスティバリーナはスピッツが初めて武道館の舞台に立ったツアーでした。
それまで頑なに武道館でライブはしないと言っていたようなことがWikiに書いてあったのですが、そういうわけじゃないので消しといてください的なMCもあり😂
お客さんとの距離が近くて良いハコだね、とお話されていました。
当時の武道館の写真!
グッズ並ぶの大変だったなー。
すぐに売り切れちゃうご当地限定の謎Tシャツがあったり、ガチャもあったり。
そうそう、初めてのピンズもここで導入されたんでした。
当時のスピモのページが生き残っていた!
この頃はグッズをメンバーが身に着けた写真も見ることができたんだった🥹
またメンバー着用のイメージ写真見たいな〜!
ガチャで当たったのはミニおみくじと、マッチ箱風付箋!
どっちも嬉しすぎて封も開けられていない😂
10年前の空気が閉じ込められています。
ピンズは、スイッチを入れてみましたがもう流石に光らず。
あとちょっと錆びてた🥹お手入れしなきゃ🥹
Tシャツは今もパジャマとして活用しているし、タオルも現役です🫶🏻
謎となっていたご当地Tシャツは、開催地によって色が違ったんだよね。東京はオレンジ。
人気ですぐに売り切れたから、2回目のときに早めに行って並んで購入した気がする。
武道館に入るまで、九段下のスタバで一人で過ごしていたら周りがスピッツTシャツの方ばかりで興奮したり。
7/10は台風が来る予報だったから丈夫な折りたたみ傘を持っていったり。
武道館の中に入ったあとテンションが上がって隣のお姉さんに話しかけて仲良くなったり。
「近いですね!」「あのオブジェは何だろう、光ると花火になるのかな?」
そんなこんなで気持ちが昂ぶってきたところで会場が暗くなって、SEとオープニングムービーが流れて。
「リコシェ号」「宇宙虫」「scat」という歴代のスピッツのインスト曲が順番に入り混じったSEが流れ、最後黒い画面に「FESTIVARENA」の文字が浮かび上がって…!
あの高揚感、忘れられません。
これから始まる全てを、観客が待ち望んでいるあの空気感。
暗闇の中メンバーが登場し、静かになったところで流れる1つ目の音は…
「夜を駆ける」の冴え渡るイントロ。
鳥肌がすごすぎて、息ができなかったです。
あの始まりは本当にズルい。
未だに鮮明に思い出せます。
海とピンクで少し前に出てきてくれるマサムネさんに興奮したり、
6曲立て続けに演奏して「このまま演奏だけのライブなのか!?」と思ってしまったり。
しかもここまでシングル曲がなくてびっくり。
MCを挟んだあとの「空も飛べるはず」、初めて生で聴くことができて嬉しかったな。
このライブ、全体的に1音1音がとても大切に演奏されている印象がありました。
そんなゆったりとした気持ちになった矢先に、衝撃の1曲が演奏されたのです。
そう…「プール」。
私はこの曲、当時正直あまり良さがわかっていなかったんです。
名前をつけてやるのアルバムなら「あわ」や「恋のうた」が聴きたいな〜、とか思っていたのに。
ライブで聴いて一番衝撃を受けたのが、まさかのこの「プール」でした。あとにもさきにも。
ゆっくりなテンポでひとつひとつの音を丁寧に奏でていくスピッツ。
そして間奏部分に差し掛かった瞬間、私はトンッと背中を押されて「武道館」という大きなプールの中にどぷんと落とされた、そんな感覚に至ったのです。
あまりに美しい青の照明の中、一つの楽器のように響き渡る少しエコーの効いたマサムネさんの声。そしてじっくりと響く田村さんのベースの音。
プールの底からゆらめく太陽の光をただ見つめているような、そんな世界に飛ばされた感覚になりました。
そしてマサムネさんのマイクを両手で持つ姿。美しくて見惚れてしまいます。
あの音の中にずっと浸っていたい、と思いました。
初期の曲を今のスピッツが演奏するとこんなに化けるのか、と衝撃を受けた日。
あまりにも好きすぎて、何度もブルーレイを見ている曲です。
そしてひたひたの感情の中、始まるのがフェイクファー。
赤い光の中でテッちゃんが丁寧に奏でるアルペジオ。
この頃、フェイクファーの頃の曲をあまりやっていないイメージがあったのでまさか聴けるとは思わず本当にビックリしました。
あまりにも美しく儚い空間。
当時の自分用ライブレポ、フェイクファーにめちゃめちゃ感激している。
「夏の魔物」、「涙がキラリ☆」と夏っぽい曲が続いたり、
ライブで聴きたかったエスカルゴが聴けたり!
それで、このあとのゾーンがまたエグいんだよね。
「小さな生き物ツアーで演らなかった曲をやります」というMCからの「スワン」。
私小さな生き物のアルバムでスワンが一番好きなんだ😭
武道館で観客がつけているバッジが星空のように瞬いていて、とても素敵だったな。
そして、「楓」。
楓の大サビでのアコギ弾き語りバージョン、あのアレンジが始まったのが確かフェスティバリーナ。
落ちサビで突然ギター1本になって、マサムネさんに後ろからスポットライトが当たって。
マサムネさんの声に感動していたら、そこにスピッツの演奏が一気に入ってきて。
全てを乗せて波のように押し寄せてくるような感覚。
今も続くあの楓のアレンジ、CDしか聴いたことのない方にはぜひ見ていただきたいです。
そこから、1音キーを下げている「愛のことば」。
ここからの正夢。
本当にこのブロックはずるいんだ。
スワン→楓→愛のことば→正夢、なんて
完全に泣かせにきてるよね…😭
「エンドロールには早すぎる」では間奏のミラーボールがキラキラと武道館一面を照らしていて。
観客席のピンズのキラキラと重なって、宇宙の中に放り込まれたような気持ちになりました。
美しすぎるあの光景を忘れたくなくて、しばらく夜目をつぶってあの光景を思い出してから眠っていたな。🪩
そのあとは「8823」「野生のポルカ」「トンガリ'95」「俺のすべて」でめちゃめちゃ盛り上がって!
本編はここで終わり。
観客の興奮が冷めやらずアンコールの拍手が鳴り止まない中、もう一度スピッツが出てきてくれて。
そこで静かに始まったイントロ。
それまで曲が始まるごとに反応があったのに、その瞬間は少し異様な空気感でした。
「なんだ?知らない曲か?」となっている方も多く、また知っている方も息を呑んで見守っている感じ。
かくいう私も本当に本当にびっくりして、言葉が出てこなかったです。震えました。
「晴れの日はプカプカプー」。スピッツのインディーズ時代の曲。
当時YouTubeを漁りまくっていたので、存在を知っていてとても好きな曲でした。
とても好きな曲ではあったけど、生で聴けるなんて全く思っておらず。
多分その場にいたみんな、生で聴けるなんて全く思っておらず。
この曲を聴けたというのも、フェスティバリーナが特別な思い出になる所以でした。
そして最後の曲は、「バニーガール」!
この曲でも嬉しいことがありました。
マサムネさんが最後の「Only you!」で会場を指差してくれたんです😍😍😍💘
すべての人間を虜にして去ってゆくスピッツ…
恐ろしすぎる…
ちなみに31日に聴けたアンコールは「猫になりたい」と「夢追い虫」。
猫になりたいはずっと大好きな曲だったし、一緒に行った友達も一番好きって言っていた曲。
夢追い虫は永久永劫No.1ソングで就活の時にずっと聴いていたし、私のために選曲してくれたのかな???って勘違いしちゃうぐらい感激のセットリストでした。全てを見透かされていた。
MCも少しだけ残してた。
フェスティバリーナのあと、あまりにスピッツが良すぎて、
好きだったものをもっと好きになってしまったこと
好きになったものの存在があまりにも大きく凄まじかったこと
まだ若かった心に沢山の思いが溢れかえって、しばらく放心しながら過ごしました。
あまりにも大きな存在になってしまい、スピッツがなくなっちゃったらどうしようと涙を流したこともありました。
でもスピッツは10年経ってもずっと続けてくれていて、今もずっと変わらず支えてくれています。
ずっと続けてくれて、素敵なバンドであってくれてありがとう。
10年経ってもフェスティバリーナを素敵な思い出として振り返らせてくれてありがとう。
そこからスピッツのライブにどっぷりとハマり、夏イベを申し込み…その後も今もずっと追いかけ続けています。
振り返っていたら早くスピッツに会いたくなっちゃったな。
次の予定はラブシャ!ワクワクしながら夏を過ごそうと思います