イラスト:いらすとや
神社によっては、屋根に千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)を備えているところがあります。
千木も鰹木も、古代では偉い人の住居に用いられましたが、今では神社にしか用いられません。
イラスト:神社に行こう! 神社空間を読み解く より
千木(ちぎ)
家屋をたてるために、木材を左右より交差して結び留め、その先端をそのままにして切り捨てなかったことに由来。
屋根の三角に見える部分の板の先端が突き出して交差し、そのまま千木になっているのではなく、別に作って屋根に付けたものを特に置千木といいます。
鰹木(かつおぎ)
茅葺(かやぶ)きや檜葺(ひわだぶ)きなど、葺き屋根を押さえるために置かれた木。
形状が鰹節に似ているところからその名がついたとされます。
勝男木とも、堅魚木とも。
イラスト:神社に行こう! 神社空間を読み解く より
千木の先端を地面に対し垂直に切ったものを外削ぎ。
千木の先端を地面に対し水平に切ったものを内削ぎといいます。
千木が外削ぎで鰹木が奇数の場合は男性神
千木が内削ぎで鰹木が偶数の場合は女性神を祀る。
とも言われますが、必ずしもそうとは限りません。
≪参考≫


