蓮子たちがバイオリン聞いているシーン。
旧伊藤伝右衛門邸にかなり似ていて嬉しい
それにしても、蓮子と伝助の音楽を聴く姿勢の違いがね、うん……。
そんな、今までそういう文化に触れてこなかったんだからさ、蓮子もそんなに目くじら立てずに、もっと気楽に音楽をたのしもうよという気持ち
そんなんじゃ、伝助達も音楽嫌いになっちゃうよ?とハラハラ。
蓮子と伝助、相性が悪すぎる……。
お兄さんとお金のやり取りをする伝助に怒る蓮子。
「お金、お金、お金!あなたはなんでもそう!私は芸者ではありません!」
まあ、怒る気持ちも分からないではないが、お兄さんに怒るなら良いけど、伝助に怒るのはなぁって、伝助に同情してしまう。
伝助の言い方も悪いんだろうけど、そうだけど……。
蓮子は生まれた時から裕福な家にいたから「努力して稼いだ尊いお金」という感覚が全くない。
伝助にとってはきっと、お金を使うことこそが一番の愛情表現だったろうに、蓮子には通じない。
そのことが悲しい。空しい。
私は、かなり年上でしかも女性関係で色々ある人に嫁がされた蓮子のモデルである白蓮にも大変同情はするのだけれど、伝助のモデルである伊藤伝右衛門の方の肩を持ってしまうよ。
白蓮が住んだ旧伊藤伝右衛門邸にはね、白蓮に対する思いが込められているの!
白蓮の部屋からが一番、庭が綺麗に見渡せる。
他にも、当時としてはかなり珍しい水洗トイレも、白蓮の為に導入した。など。
屋敷は全体的に女性的な美しさのある造りになっていて、伝右衛門本人というよりは白蓮に合わせて造られたんだろうなぁという感じなわけですよ。
…それは、白蓮にとっては息苦しかっただろうなというのも含む。
これ、白蓮の部屋の一部。
天井の模様が独特なんだけど、これ、伊藤家の家紋の形。
また、庭園とは逆側にある窓の外。
瓦に「伊藤」の字(苦笑)
伊藤家に染まって欲しいという伝右衛門の気持ちの表れ。
……これはちょっと嫌かも
でもさ、伝右衛門は「女は男の言うことを聞いておけば良いんだよ!」って言って、色々なものを押し付けてくるタイプではなくて、白蓮の自由にさせていたし作品づくりに対してもかなり援助してくれてるんだからさぁ、かなり良い旦那さんだったと思うんだよね。
ただ、白蓮とは相性が悪かった。
年も違えば育った文化が違い過ぎて、理解し合うことが出来なかった。
ドラマから、地元の白蓮・伝右衛門について見るのが楽しくて、本買ってしまった