神功皇后が花を掛けて祈った花掛神社 | 筑前由紀のプチトリップ

筑前由紀のプチトリップ

2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。



花掛神社

福岡県糸島市志摩岐志699-1


祭神
底筒男命,中筒男命,表筒男命,息長足姫命


芥屋の大門の遊覧船に乗りたかったのだけど、残念ながら風が強いとかで午後は休航だそうな😔

まぁ、運が良くないと乗れないって元から思っていたからダメージはさほどない。


ただ、芥屋の大門近くを行く先として探した為、そちら方面にある花掛神社にやって来たよ☀️

(↑上2枚の撮影者:友人)



社説に云ふ,神功皇后三韓退治の時此の所に船を寄せ給ひ住吉三神を鎮祭し軍の勝利を祈り側なる山に花を掛け種々の幣帛を備えまつりし由にて社号を花掛神社と号す云々今に花掛山と云ふあり,又境内に神功皇后袖敷石と云伝ふ大石あり云々,明治五年十一月三日村社に被定。

福岡県神社誌


朝鮮へ渡るに当たって、側の山に花を掛けて祀ったから花掛神社というのよ。

サムネイル

朝鮮半島に船で渡るにあたって、航海の神様である住吉三神を祀っているわけなのだけど、中を見たら木製のプロペラが!


愛知空港機で作られて木製飛行艇のプロペラだそうな。どういう経緯であるんだろうね。



境内神社
稲荷神社(保食神)
白鳥神社(日本武尊,素盞男神,櫛稲田姫神)
西宮神社(事代主神)
高峯神社(高峯神)
道祖神社(猿田彦神,天鈿女神)


どれがどれか分からないけど、


とりあえずこれが道祖神社。


(すぐ隣の敷地にあったこれは、境内ではないのだろうか。)


境内には井戸っぽい物や


丸っこい石が気になる。


丸い石は、神功皇后が出産を遅らせる為に身に付けていたという鎮懐石を思わせる…。


関連は不明。


それよりも!

神功皇后袖敷石と云伝ふ大石」はどれ?

鳥居手前にあったこれ?

と思ったけれど…



すぐ近くに、扁額の字が薄いけど多分「綿積大神 八大龍王神」と書かれた場所あり。

松と、側には大きな石がある!



社伝に「神功皇后新羅に赴き玉ふときこの社の側なる山にて花を掛けて住吉大神を祭り玉ひし故に此の所を花掛山と唱へ,後に住吉大神の社を建て花掛大明神と號す」と。
祭日九月二十三日なり。又社の東南の傍に大なる松ありたり。綱掛松と呼ぶ。これ皇后御船の纜(ともづな)を繋ぎ玉ひし樹なりと云ふ。この松枯れて今はなし。尚社の傍に大石あり。東西の径七尺,南北の径一丈余り,袖敷の石と云ふ。漁夫此の石上に神饌を供へて豊漁を祈る,故に龍宮石又は神宮石とも称ふ。此社近年造営して壮麗なり。引津海に瀕して景色佳し。

(糸島郡誌)

 


サムネイル

神功皇后が船の綱を繋いだという綱掛松は枯れてしまったそうだけど、同じ場所に松が植っているっぽいな👀
そしてこの大石が、袖敷石または龍宮石、神宮石というものなんだろう🪨


すぐ近くには小型船が沢山並んでいるような場所でした🚢