原初の水の神から創造神が生まれた。
原初の水の神ヌンの中から、創造神アトゥム(太陽神ラーとも言われる)が自分の意思で生まれた。
そして、自分が立つ場所である原初の丘をつくった。
アトゥムは大気の神シューと湿気の女神テフヌトをうみ、ふたりは最初の夫婦となった。
シューとテフヌトは大地の神ゲブと天空の女神ヌトを生み、ふたりもまた夫婦となった。しかしゲブとヌトはお互いを求めすぎて離れようとしなかった。
怒ったシューはゲブとヌトを地と天に引き離した。
この時すでにヌトは身ごもっていたが、1年のすべての月で出産を禁じられてしまった。
それを憐れんだ知恵の神トトが月にかけあい、1年のどこにも属さない5日の閏日をつくった。
閏日に出産することができたヌトは、冥界の王オシリスをはじめとするヘリオポリスの神々を生んだ。(ヘリオポリス創世神話)
≪参考≫
・ヌン|古代エジプト全ての神の始まりとヘリオポリス神話 | モンスペディア (monspedia.com)
・エジプト神話・神名リスト:ヌン (moonover.jp)
・エジプト神話ストーリー ヘリオポリスの創世神話 (moonover.jp)
・エジプト神話について-1世界のはじまり | 神秘と怪奇と妄想と。 (mountain-fox.net)