豊玉姫と葉山姫のいる志式神社 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。

こちらの神社も、ちゃんと調べて書くつもりではあるのだけれど、その場合、本題と関係ない写真や感想なんかはバッサリ切ってしまう。


それが寂しいので、沢山撮った写真を沢山上げて、感想もどんどん書いていきましょ。



志賀海神社に行った日ではないけれど、わりとそっち方面の神社。



志式神社

福岡県福岡市東区大字奈多1238-2



ここの祭神に、仲哀天皇の弟達(十城別命・稚武王)がいるということでワクワク。



しかし、神社自体にそれに纏わる何かって発見出来なかった⤵️



それもそのはず、かな。

どうやら、後から合祀された長崎の志々伎神社の祭神らしい。



しかしね、若干祭神が違ってて、長崎の方にいる、家臣である七郎氏廣の代わりに、こっちに葉山姫が祀られている。



葉山姫は、神功皇后の信託によって、天照大神の荒御魂(撞賢木厳之御魂天疎向津媛命)を、兵庫県に祀った人だという。

うーむ、ものすごく意味深ではある。



元々祀られていたのは、ホアカリ、ホスセリ、豊玉姫。



ホアカリは、扱いが難しい神様。

ニギハヤヒと同一視して良いのか意見が分かれるところ。



ホスセリいるのも珍しい。

海幸彦と山幸彦の兄弟なんだけど、古事記には名前のみで活躍しない。



てか、古事記と日本書紀で三兄弟の名前が違うんだよね?

あれ、もしかして、ホスセリ(=海幸彦)と、ホアカリは兄弟か?

三兄弟の山幸彦以外ってこと⁉️



どうなんだろ。

元々は三兄弟を祀ってたとかだったりしないのかな。



だとしたら。

山幸彦の代わりに妻の豊玉姫が祀られていて、家臣の七郎氏廣の代わりに葉山姫が祀られているということになる。

えーなんだろー。どういう事なんだろう。



遥拝所あり。

どこに向いているのだろうか。









「三良天神宮」の文字。

元々は三良=三郎天神だったのが、合祀したりなんたりで、今の名前に変わったらしい。



三郎天神というのは、三兄弟の意味ではなかったのか。

ニニギとコノハナハクヤヒメの間に生まれた三兄弟の事であり、後から仲哀天皇含めたヤマトタケルの子供の三兄弟が合祀された、とかさ、元々はそうだったのが1人ずつすり替わったとかないかなー、どうでしょね。




拝殿は、近付くと音楽が流れる仕様になっていた。

雅で良き。



清めの砂がここにも。





早魚神事というのが特徴的らしいので、見てみたい。







本殿の彫刻がなかなか立派。




狛犬がいるよ❗️




青と赤の狛犬が本殿を守ってて、にっこりしちゃう。








ばっちり塗られた蛭子様。




亀石もすごく気になる。

磯良神が乗ってたんじゃないかと伝わっているそうな。



ほらー、ここにきてまた祭神的なのを増やす❗️


















境内に含むのかちょっと微妙な場所に、



小さな祠達。



どっちかというと仏教かな。




お遍路の道中で良く見た感じのやつ。




こっちは稲荷神社っぽい。






ちっちゃく祀られている様子に、なんとなくキュンとする。





奈多の志式座。

この広場の事かと思っちゃったけど、



右の建物の事よね。

猪野神社境内から移築されたそうな。