少し前の過去記事になります。
今年のはじめに、念願の箱根の石仏を見に行く機会がありました。石仏は、ハイキングコースの途中にあるものだと思っていたのですが、調べてみると国道1号線のバス通り沿いでした。
あの、箱根駅伝の箱根の山登りを終えて平らになったあたりのようです。
バスで行ってバスで帰るのでは、ちょっと勿体ないので、プランを立てました。せっかくなので、石畳の道を歩くことにして、できれば箱根神社の参拝もさせて頂こうと欲張りプランです。
でも、そんなプランを練るときも楽しいものなのです。
では、まずは石畳の旧街道を歩いてみましょう。 (2019年1月22日)
小田急線で、箱根湯本に向かいました。ここは終着駅なのですが、小田急線はもう少し手前の小田原までで、そこからは箱根登山鉄道に乗り入れている格好です。
箱根湯本駅ホーム
旧型の登山電車が、出発を待っていました。箱根フリーパスというお得な切符があって、ここまでの小田急線の往復料金にプラスして、この登山電車、ケーブルカー、ロープーウェイ、芦ノ湖観光船、指定の路線バス料金がセットされていて、小さな子供さんは色々な乗り物に乗れて大興奮です。いえいえ、大人も大興奮できますよ。
畑宿(はたじゅく)バス停。箱根湯本からバスで来ました。
写真が前後しますが、概要が掴みやすいので、先に地図をアップしました。
出発点の畑宿バス停は、右下です。地図を見るとお分かり頂けると思いますが、甘酒茶屋あたりまでは、旧街道の県道と箱根新道が近いので、車の騒音がかなりありました。私には、それにも余る見るべき景色がありましたので良かったのですが、足に自信のない方なども、甘酒茶屋あたりから歩かれるのも一考かと思いました。
あ、話が飛びました。(゜o゜; 出発点の畑宿に戻ります。
道を進むと旧街道石畳に繋がりますが、とりあえず階段を上って
大黒天の守源寺を参拝させて頂きました。
守源寺
階段下に戻って、いよいよ旧街道を歩いてみます。
程なく「畑宿一里塚」があります。日本橋から数えて23里目に当たるそうで、右にはモミ、左にはケヤキの木が植えられていたそうです。
いよいよ石畳の道です。
「天空の石畳」とか「宙吊りの石畳」とガイドにありましたが、
なんて言うことはありません。歩道橋の石畳でした (。ŏ﹏ŏ)
石畳の説明板いろいろ・・・
「雲助」について、誤った知識を持っていました。時代劇の影響が強かったのかも。
なかなか、いい感じの道でした。
特に、この日は完全に一人旅でした。
甘酒茶屋までは、行き交う人は、全くいなかったです。
あ、遊歩道だったんですね。
やがて、旧街道の自動車道に出ます。
この旧街道というのは昔の東海道なのですが、現在の国道一号東海道は、
もう一つ北の谷で宮ノ下を通る箱根駅伝の道です。
箱根旧街道無料休憩所
無料休憩所内部
甘酒茶屋
冬の休日は人が少ないですが、お店の中はけっこう混んでい
ました。この近所だけ人影は多かったです。
歩道は、甘酒茶屋の裏側を通っていますが、間違えて自動車道を進んでしまい、慌てて戻りました。
甘酒茶屋裏手の石畳の道
やがて、また自動車道を横切り、反対側の林の中に続いていました。
その入口に建っている道標
箱根旧街道
ここからが、現存する江戸時代の石畳の道のようです。復員3,6メートルの中央部に約1,8メートルの石畳だったそうです。前記の須雲川の遊歩道は、幅1,2メートルほどの石畳でした。
けっこうな上り道です。
振り返ってみると、建っている木の角度から上っていることが
わかります。
やがて指導標がありました。
石畳は直進していますが、右の展望広場に上がってみました。
箱根の森展望広場
誰もいない頂上広場に、ぽつんとベンチが一つです。
ここで、昼食をることにしました。
この石畳の道を歩いてみて、素朴な疑問が湧きました。
馬や大八車は、ここを越えられたのでしょうか。
どちらも足を取られて難儀しそうです。
また、雨で濡れたりすると大変滑りやすいそうです。もちろん雪が積もると大変でしょうし、
寒い朝の凍った石畳は、立っていることも難しそうです。
続きます。