覚悟していた以上の完敗だった。
毎熊晟矢と登里享平。
今シーズンのキープレイヤーである左右の「偽SB」を、予期せぬ故障で同時に欠くことになったセレッソ大阪は
昨日、ヨドコウ桜スタジアムで行われた「阪神ダービー」で、昨年のチャンピオンチーム、ヴィッセル神戸を相手に「成す術なく」敗れた。
仕方がない、と言えばそうだ。
怪我で両翼をもがれてしまった悪夢のような「大阪ダービー」から中4日。
何かを試すには、あまりにも時間が限られている。
結果、システムは変えず毎熊の代わりに奥田勇斗を、登里の代わりに舩木翔をSBに起用して、ガンバ戦と同じ「4-1-2-3」で挑み、同じシステムを採用しているヴィッセルに好きなようにやられまくった。
特に両サイドは狙われまくりで、奥田も舩木も「偽SB」らしい動きはほとんどできないまま、守備に奔走させられた感じ。
個の力が違いすぎるのが素人目にも明らかで、中でも大迫勇也の存在感は圧倒的。
攻撃力もポストプレーも「半端ない」強さだったし、何より前線からの守備の仕方が「ブラジル代表のFWか」と思うくらい上手い。
大迫がいるだけでヴィッセルのほうが12人で戦っているような感じなのだ。
1-4の敗戦を悲観する必要はない。
昨日の両チームには、それくらい明らかな力の差があった。
問題は、その差を少しでも埋めるべく、チームに修正を加えるには日程が厳し過ぎるということだ。
中3日で町田ゼルビアとのアウエー戦。
そこから中2日でアビスパ福岡とのアウエー戦。
さらに中3日でFC琉球とのアウエー戦(ルヴァンカップ3回戦)。
そして中3日でサンフレッチェ広島をホームで迎え撃たなくてはならない。
ルヴァンカップは完全にターンオーバーで戦うしかないし、これだけ移動が続く中で、どのようにチームを修正していくのか?
間違いなく今シーズンで最大のピンチだが、それを乗り越えられるのかどうか、小菊昭雄監督にとっても最大の見せ場が訪れた。
でもまぁ、ピンチはチャンスでもある。
次のセルビア戦以降、しばらくはヒリヒリした戦いが続くだろうが、その中からアッと驚く新たな才能が飛び出てきて欲しいもの。
可能性はゼロではない。
何しろ小菊監督には実績があるのだ。
何度もこのブログに書いたが、2012年12月、家庭の事情でブラジルに帰国したレビィー・クルピ監督に代わって、当時コーチだった小菊さんが暫定監督として天皇杯の2試合を指揮した。
その初戦となった12月15日の天皇杯4回戦、対清水エスパルス戦。
先発で起用した南野拓実が、17歳とは思えない堂々たるプレーで攻守の起点となり「4-0」の勝利に貢献し、そのまま次のシーズンはレギュラーに定着してくれた。
このときの拓実の活躍は本当に衝撃的で、それを引き出した小菊さんも監督として確かな手腕を持った人なのだと思った。
毎熊の「偽SB」起用もそうだと思うし、小菊監督が迎えたこのピンチにどんなカードを切ってくるのか、個人的にはとても注目している。
名将と呼ばれるようになるには、乗り越えなくてはならないピンチ。
こういう楽しみ方ができるのもサッカーの魅力の1つなのだろう。
【本日の夢の風予想】
今日も馬券を買いたいレースはなかった。
いつものように予想したレースの指数と印をデータとして載せておくだけにする。
新潟11R「弥彦S」3勝C・1800m芝
◎コスモサガルマータ(30)○エピプランセス(28)▲ケイアイセナ(28)☆ルドヴィクス(24)壱△カランドゥーラ(22)弐△バールデュヴァン(22)参△ルージュアルル(22)四△マテンロウアレス(21)
京都11R「栗東S」L・1400mダ
◎ペースセッティング(34)○サンライズフレイム(31)▲アルファマム(30)☆タガノクリステル(30)壱△サヴァ(27)弐△サンライズアムール(23)参△マリモスペシャル(22)四△デンコウリジエール(20)
東京11R「ヴィクトリアマイル」GⅠ・1600m芝
◎ナミュール(36)○マスクトディーヴァ(34)▲コンクシェル(33)☆テンハッピーローズ(27)壱△ドゥアイズ(27)弐△スタニングローズ(25)参△ハーパー(25)四△ウンブライル(24)
東京12R「BSイレブン賞」3勝C・1400mダ
◎ハードワイヤード(27)○タマモダイジョッキ(26)▲ラックスアットゼア(25)☆エイシンレジューム(24)壱△サトノアポロン(24)弐△バグラダス(24)参△パルデンス(24)四△ロードフォンス(23)