先週の日曜日、ケンタッキーダービーの中継に朝から感動できたのは、レース前、パドックからの中継映像が流れているとき、グリーンチャンネルの司会進行・大澤幹朗さんが、UAEダービーの朝、矢作芳人調教師のお父さん、和人さんが亡くなったこと、フォーエバーヤングの勝利がお父さんへの何よりのはなむけになったことを伝えてくれていたからだ。

 

2015年3月の「矢作芳人調教師 JRA全国リーディング獲得祝賀会」や

 

2017年3月の「矢作調教師 全国リーディング祝賀会」など、何度も行われた祝賀会の席でも

 

2015年10月の第17回が最後になった矢作厩舎のファンの集い「YAKAI」の席でも

 

大井競馬場の元騎手にして元調教師、矢作さんの師匠でもあるお父さん、和人さんの姿を見なかったことはない。

 

2016年7月、神奈川県の病院に手術入院中だった矢作さんをお見舞いに行ったときも、病室には矢作さんの奥さんやお姉さん、そしてお母さんととともにお父さん、和人さんの姿もあった。

 

プライベートでも、仕事でも、矢作さんの自宅にお邪魔するたびに感じるのが「チーム矢作」のファミリー感で、その原点は大井競馬の矢作和人厩舎にあるのだと、入院中の矢作さんを取り囲むご家族の笑顔を見てそう思ったのを覚えている。

 

だから、「ケンタッキーダービーのフォーエバーヤングに天国の和人さんもきっと熱い声援を送ったはずだ」と思い、それに応える激走に心が震えたのだ。

 

あまりにも悔しい結果になったけれども、ダービーの悔しさはダービーで晴らすしかない。

フォーエバーヤングだって、去年のサウジダービーで5着、UAEダービーで3着に終わった同厩舎のコンティノアールの悔しさがあったからこそ、サウジとUAEのダービーを連覇できたのだろうし、来年またフォーエバーヤングに負けないダートの怪物を預かることができるかどうかは分からないけれど、来年が無理なら再来年、それが無理ならまた次の年、定年までのあと7年のうちにぜひともケンタッキーダービーでもリベンジを果たしてもらいたいものだ。

 

そして、ダービーの悔しさといえば、先週の日曜日、パナソニックスタジアム吹田まで観戦に行った「ガンバ大阪vsセレッソ大阪」戦。

 

いつにも増してセレッソサポーターの期待感も高まっていた「大阪ダービー」は、圧勝の雰囲気も漂う前半の入りだったのに、前半28分、毎熊晟矢のプレゼントパスをこの日が誕生日だという宇佐美貴史が難なく決めて、流れが急変した。

 

その直後、毎熊が筋肉系の故障で交代し、さらに後半に入って左サイドのSB登里享平も負傷交代。

ここまでチームを牽引してきた両サイドの偽SBを2枚同時に失うとは、これこそダービーに潜む魔物のなせる業だろうか。

 

試合終了直後のセレサポのブーイングも仕方がないと思わせる悔しい敗戦。

いきなり今シーズンの正念場が訪れてしまったが、ダービーの悔しさはダービーで晴らすしかない。

 

本来なら5月22日のルヴァンカップ3回戦が「大阪ダービー」になるはずだったが、残念ながらガンバが2回戦でFC琉球に敗れてしまい実現せず、リベンジの機会は8月31日の「セレッソ大阪vsガンバ大阪」戦(ヨドコウ桜スタジアム)まで待つことに。

 

だが、幸いにも今日は「阪神ダービー」の日だ。

両翼を欠いた状態で昨年のチャンピオンチームと戦うのはかなり厳しいけれど、「大阪ダービー」の悔しさをぶつけるには願ってもない相手。

あとで振り返ったとき「悲願の初優勝に向けて、あの阪神ダービーがターニングポイントになった」と言えるような、熱い試合を期待して、いろいろ仕事は溜まっているのだが、今日もスタジアムまで応援に行こうと思っている。

 

【本日の夢の風予想】

 

スタジアムに向かう前にウインズで馬券を買っていくかどうか、競馬を予想して驚いた。

穴党の僕は、波乱が期待できる多頭数のレースが好きで、基本、3歳戦を除いた15頭立て以上のレースしか予想しないようにしているのだが、今日は15頭立て以上の古馬のレースが2レースしかないではないか。

しかも、予想してみたらどちらも指数は混戦。

馬券的にも手が出しづらいので、いつものようにデータとして指数と印を載せておくだけにする。

 

京都10R「上賀茂S」3勝C・1800mダ

◎アイファーテイオー(23)○サイモンザナドゥ(21)▲マリアナトレンチ(21)☆アオイイーグル(20)壱△ジャスパーグレイト(20)弐△ダンテバローズ(18)参△グーデンドラーク(16)四△ストライク(16)

 

東京11R「京王杯SC」GⅡ・1400m芝

◎トウシンマカオ(35)○ウインマーベル(33)▲スズハローム(31)☆ダディーズビビッド(30)壱△レッドモンレーヴ(29)弐△バルサムノート(28)参△リュミエールノワル(27)四△アネゴハダ(26)