矢作厩舎を応援してきてよかった。

そう思えるくらい、記憶に残る凄いレースだった。

グリーンチャンネルの生中継を視ながら、ゴール前では思わず「行け!行け!!行けっ!!!」と叫んでしまった。

 

第150回ケンタッキーダービーで、応援している矢作厩舎の馬フォーエバーヤングは、これぞ「負けて強し」の競馬。

 

パドックで1頭だけ落ち着きがなく、正直「大丈夫か?」と思った。

全日本2歳優駿のときは子どもたちに混じって1頭だけ大人の馬がいる雰囲気だったのに、あのときとは明らかに雰囲気が違う。

 

坂井瑠星騎手が跨って、途端に落ち着いたようだったので、僕はディープインパクトのパドックを思い出した。

新馬戦からダービーまでレースは現地で観たが、ディープもパドックでは落ち着きがなかった。

何度も尻っぱねをするくらいで、今にして思うと「早く走りたくて仕方がない」といった感じ。

きっとフォーエバーヤングもそうなのだ。

 

僕は、そう思い込もうとした。

でないと不安で仕方がなかったからだ。

 

でも、グリーンチャンネルのMCが「チーム矢作」という言葉を口にするたびに、単に応援しているだけの僕もチームの一員のような気がして誇らしく

 

ケンタッキーダービー名物の『マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム』の演奏と、観客の大合唱が始まると同時に、気持ちは切り替わった。

 

憧れの大舞台に立てたのだ。

ここまできたら、もうやるしかない。

僕らももう精一杯の声援を送るしかない。

 

が、しかし、フォーエバーヤングはスタートで立ち遅れて厳しいレースに。

またしても「惨敗」の2文字が頭をかすめたが、4コーナー手前、鬼神の如く馬を追い始めた坂井瑠星騎手の姿が、すべての不安を吹き飛ばしてくれた。

 

2着馬シエラレオーネと体をぶつけ合い、随分と追い辛そうではあったが瑠星騎手はひるまない。

バイク漫画の最高峰『バリバリ伝説』のクライマックスシーン、日本GPの最終周回、鈴鹿サーキットのカシオトライアングルに突っ込んだガン・ボーイこと巨摩郡と、ラルフ・アンダーソンが何度も車体をぶつけ合う、火花散る名場面を思い出した。

 

結果は惜しくも3着。

もう少し早くアメリカ入りできていれば。

もう少し早くスタートできていれば。

もしかしたらフォーエバーヤングの圧勝もあり得たのではないか。

 

そんな悔しいレースになったけれど、直線の攻防は感動的な美しさだった。

それだけで充分。

視ていて涙が止まらなくなるレースなんて、人生の中でそう経験できるものではない。

 

フォーエバーヤングには、ぜひとも世界で戦い続けて欲しいもの。

そしてこの悔しさを晴らして欲しいし、坂井瑠星騎手と「チーム矢作」には、同じく藤田晋オーナーの馬シンエンペラーで日本ダービーを制覇するという感動のドラマを見せて欲しいものだ。

 

【本日の夢の風予想】

 

ケンタッキーダービーのフォーエバーヤングの激走には、矢作厩舎のスタッフも感動したはず。

今日は、矢作厩舎の馬が10頭も出走する予定だが、負けじと激走する馬が何頭かいるに違いない。

そう思って、フォーエバーヤング激走記念馬券を購入するつもりで、矢作厩舎の馬が2頭出走する京都12Rを予想してみたところ、指数と印は以下のようになった。

 

京都12R1勝C・1400mダ

◎メイショウタイゲイ(19)○バイファーザベスト(17)▲ブルーペクトライト(17)☆メリタテス(17)壱△ルージュシェノン(16)弐△カズペトシーン(14)参△モズアカボス(13)四△レッドダンルース(11)

 

矢作厩舎の☆メリタテスにも△モズアカボスにも印は届いた。

が、しかし、おそらく同じような思いの人がいっぱいいるのだろう、メリタテスのほうは現時点で前売り1番人気になっているではないか。

さすがにこれは人気しすぎ。

馬券的な妙味もないので購入は見送ることにして、今日もいつものように予想したレースの指数と印をデータとして載せておくだけにする。

 

新潟7R1勝C・1400m芝

◎サウンドレイラ(25)○コーリングユー(22)▲ヘクトパスカル(18)☆エンブレムコード(17)壱△メリトリオ(17)弐△スクドリームモア(16)参△シタン(14)四△サトノヴィレ(13)

 

京都8R2勝C・1900mダ

◎ダッシュダクラウン(20)○カズロレアート(14)▲シンヨモギネス(14)☆クールブロン(12)壱△ウイニンググレイス(11)弐△ディープリボーン(10)参△ノッテルーナ(10)四△シャンバラ(9)

 

新潟6R1勝C・1800mダ

◎トリグラフ(10)○ブレガーロード(10)▲サヨノフィールド(9)☆フリッパー(8)壱△アマギール(7)弐△ウィービースティ(6)参△メイショウクーガー(6)四△コンテナジュニア(5)

 

新潟7R1勝C・1400m芝

◎サウンドレイラ(25)○コーリングユー(22)▲ヘクトパスカル(18)☆エンブレムコード(17)壱△メリトリオ(17)弐△スクドリームモア(16)参△シタン(14)四△サトノヴィレ(13)

 

京都8R2勝C・1900mダ

◎ダッシュダクラウン(20)○カズロレアート(14)▲シンヨモギネス(14)☆クールブロン(12)壱△ウイニンググレイス(11)弐△ディープリボーン(10)参△ノッテルーナ(10)四△シャンバラ(9)

 

新潟9R「咲花特別」2勝C・1800mダ

◎メテオールライト(18)○ルナビス(18)▲モントブレッチア(16)☆アウロス(15)壱△ラブベティー(14)弐△オシゲ(13)参△ウインメイフラワー(12)四△アルタビスタ(9)

 

新潟10R「駿風S」3勝C・1000m芝

◎ブーケファロス(31)○エコロレジーナ(26)▲タリア(26)☆サンティーテソーロ(25)壱△メイショウエニシア(25)弐△ウィリン(24)参△カフジテトラゴン(22)四△ヴァリアント(21)

 

東京10R「キングカメハメハC」3勝C・1600mダ

◎サルヴァトーレ(39)○ジョディーズマロン(36)▲イグザルト(31)☆カズブレスト(30)壱△ウラカワノキセキ(25)弐△タイセイエピソード(25)参△タマモロック(21)四△イチネンエーグミ(20)

 

新潟11R「新潟大賞典」GⅢ・2000m芝

◎ブレイヴロッカー(30)○セルバーグ(28)▲シーズンリッチ(27)☆マイネルクリソーラ(27)壱△デビットバローズ(26)弐△リフレーミング(26)参△キングズパレス(25)四△ヤマニンサルバム(25)

 

東京11R「NHKマイルC」GⅠ・1600m芝

◎ジャンタルマンタル(68)○アスコリピチェーノ(65)▲ダノンマッキンリー(52)☆ノーブルロジャー(51)壱△ボンドガール(48)弐△ゴンバデカーブース(47)参△シュトラウス(47)四△ロジリオン(47)

 

東京12R「日吉特別」2勝C・1300mダ

◎アンスリウム(28)○カンパニョーラ(26)▲リラックス(25)☆サザンステート(24)壱△リッキーヤスオカ(21)弐△ヤングワールド(20)参△エコロアレス(19)四△エメラルドビーチ(18)