水曜日の夜、アジアカップのグループステージ第3戦「日本vsインドネシア」戦の中継を京都のホテルで視た。

 

13時から同志社大学の取材があって、雪が舞う今出川キャンパスで

 

クラーク記念館や

 

その内部、

 

ハリス理化学館や

 

その内部、

 

礼拝堂や

 

その内部、

 

有終館や

 

彰栄館など、国の重要文化財に指定されている明治期のレンガ造りの建物を見て回ったあと、翌日が締め切りの構成台本と、土曜日が締め切りの構成台本をホテルに2泊して作成することにしていたからだ。

 

というのも金曜日に、朝から京都鉄道博物館の取材があって、東大阪のわが家まで往復4時間くらいの移動時間がもったいないと思ったから。

 

本音を言うと、移動時間を削った分で「日本vsインドネシア」戦をリアルタイムで観戦したかった、というのが一番の理由だ。

 

さて、そのインドネシア戦。

最後に警戒していたはずのロングスローから決められたのは「おいおい」と思った。

あれだけ中を固めているのだからGKは逆サイドのこぼれ球を意識しておく一択でいいと思うのだけれど、それは素人考えなのかなぁ。

 

まぁ、もう勝負は決まっていたし、クリーンシートで終わったからといって勝ち点が増えるわけでもない。

日本の場合、グループステージは決勝トーナメントでより良いパフォーマンスを発揮する準備期間でもあるわけだから、鈴木彩艶も3試合5失点を飛躍の糧にしてくれたらそれでいい。

 

2得点と躍動した上田綺世だって、大学生のときコパ・アメリカ(南米選手権)に招待参加した日本代表のメンバーとしてピッチに立ち、決定機を外しまくった悔しい経験がある。

あのときは僕も「おいおい」と思ったけれど、いまストライカーとして頼もしさが増した彼の姿を観ると「若いうちの苦労は買ってでもしておけ」というのはサッカーの世界でも通用する言葉なのだと実感する。

 

そして、危なげなくインドネシアを下しグループステージ突破を決めた我らが日本代表の試合を視て、思い出したのが2022年カタールワールドカップのアルゼンチンだ。

 

グループリーグ初戦でサウジアラビアを相手に「1-2」の敗北を喫し、国民から「おいおい」と思われただろうが、2勝1敗でグループリーグを2位通過すると決勝トーナメントでは快進撃をみせ、1986年のメキシコ大会以来、36年ぶりの優勝を果たした。

 

そうなのだ。

ワールドカップで優勝を狙うような強豪国は、グループステージからフルスロットルでは戦わないもの。

最初から飛ばしていたら最後までもたないのだ。

それは結果が証明している。

 

僕は1974年の西ドイツ大会から決勝戦は全試合、リアルタイムでテレビ観戦してきたが、その間、グループステージを3戦全勝で突破したチームが優勝したのは、1998年のフランス大会のフランスと、2002年の日韓大会のブラジルの2チームだけ。

 

1974年 西ドイツ 2勝1敗

1978年 アルゼンチン 2勝1敗

1982年 イタリア 3分

1986年 アルゼンチン 2勝1分

1990年 西ドイツ 2勝1分

1994年 ブラジル 2勝1分

1998年 フランス 3勝

2002年 ブラジル 3勝

2006年 イタリア 2勝1分

2010年 スペイン 2勝1敗

2014年 ドイツ 2勝1分

2018年 フランス 2勝1分

2022年 アルゼンチン 2勝1敗

 

1982年のスペイン大会のイタリアに至っては、一次リーグは3分。総得点でカメルーンを上回り、かろうじて2次リーグに進み、3チームで争う2次リーグではアルゼンチンとブラジルを撃破して勢いにのり、そのまま優勝を果たした。

 

では、逆のケースも見ておこう。

1974年から2022年までのワールドカップで、グループステージを3戦全勝で突破したチームは以下の25チームだ。

 

1974年 ポーランド

1978年 イタリア

1982年 イングランド ブラジル

1986年 ブラジル デンマーク

1990年 イタリア ブラジル

1994年 なし

1998年 フランス アルゼンチン

2002年 スペイン ブラジル

2006年 ドイツ ポルトガル ブラジル スペイン

2010年 アルゼンチン オランダ

2014年 オランダ コロンビア アルゼンチン ベルギー

2018年 ウルグアイ クロアチア ベルギー

2022年 なし

 

繰り返しになるが、このうち優勝したのは1998年のフランスと2002年のブラジルのみ。

確率でいうと25分の2、わずか8%、逆に優勝しない確率は92%ということになる。

ブラジルなどは5回も3戦全勝を達成しているが、それを優勝に繋げたのは1回だけなのだ。

 

そうしたことから考えても、今回のアジアカップで日本が「グループステージで仕上げない」という長期の大会を勝ち抜くためのシミュレーションができているのは、いいことだ。

これまでの日本は、ワールドカップでもアジアカップでも初戦から全力を出し切るという戦い方をしてきたが、ようやく徐々に調子を上げていく強豪国の戦い方ができるようになりつつあるということなのだろう。

 

もちろん、優勝しないと経験値にならないだろうから、決勝トーナメントではギアアップした日本代表が視たいもの。

まずはバーレーン相手に、どんなサッカーを視せてくれるのか、31日の試合が楽しみだ。

 

【本日の夢の風予想】

 

今日は馬券を買いたいレースが2つ。波乱含みかどうかを判断する数値「夢の風係数」が高い東京8Rと小倉12Rだ。指数や印、夢の風係数や買い目などは以下のとおり。

 

東京8R2勝C・2100mダ

◎サトミノマロン(21)○アコークロー(17)▲オソルノ(15)☆トクシースタローン(14)壱△ソムリエ(13)弐△キタサンドーシン(12)参△コロンビアテソーロ(11)四△ケリーズノベル(10)

夢の風係数 30+4+21+18+10+2+11+4=「100」

指数差「4」で抜けた◎サトミノロマンを軸に馬連を買う。

 

馬連 (14)-(3、5、6、7、10、13、16)

 

小倉12R1勝C・1200m芝

◎スイープラン(30)○シンデレラスマイル(22)▲ディオアステリア(22)☆フォレクラフト(22)壱△シャウビンダー(18)弐△クリノリアルレディ(17)参△ゴルトリッチ(17)四△サトノグレイト(16)

夢の風係数 60+16+6+12+5+7+1+3=「110」

指数差「8」で抜けた◎スイープランを軸に3連単を買う。

 

3連単1頭軸マルチ126点買い (5)-(2、7、13、14、15、16、18)

 

予想したその他のレースの指数と印もデータとして載せておく。

 

小倉7R1勝C・1700mダ

◎ヤマニンクイッカー(18)○トロピカルタウン(15)▲マイネルカーライル(15)☆オブシディアン(10)壱△サルジュターグ(10)弐△スマートハンター(9)参△クールジャーマン(8)四△ポワンキュルミナン(8)

 

東京7R1勝C・1400mダ

◎ニシノスピカ(17)○ホウオウドラッカー(15)▲カフェクロニクル(12)☆ジャーニーメモリー(12)壱△テンプーシャオン(12)弐△トーセンニック(12)参△デイズオブドリーム(11)四△ピエフォール(11)

 

京都9R2勝C・1200mダ

◎ストリンジェンド(25)○マヴォロンテ(24)▲ジェットマックス(20)☆ツークフォーゲル(19)壱△ハンベルジャイト(19)弐△ギーロカスタル(16)参△サウンドサンビーム(16)四△エティエンヌ(15)

 

東京9R「銀蹄S」3勝C・1400mダ

◎サトノルフィアン(35)○ハチメンロッピ(34)▲プラチナジュビリー(32)☆アイヴォリードレス(30)壱△レーヴリアン(30)弐△ニシノカシミヤ(27)参△インヴァリエンス(26)四△バグラダス(26)

 

小倉10R「平尾台特別」2勝C・1700mダ

◎エピックジョイ(19)○トウシンカーリン(19)▲エルザストラウム(18)☆ルナビス(17)壱△メイショウオーロラ(15)弐△モントブレッチア(12)参△ノッテルーナ(11)四△クリノニキータ(10)

 

京都12R1勝C・1400m芝

◎ヴェールクレール(29)○エーデルサンライズ(28)▲ビーナスローズ(25)☆サクセスアイ(23)壱△シャングリラ(21)弐△スイミーユニバンス(21)参△スーパーアグリ(20)四△マルクパージュ(20)

 

東京12R1勝C・1800m芝

◎ホウオウムサシ(34)○シルバースペード(29)▲ハリケーンリッジ(29)☆レシプロシティ(27)壱△エメリヨン(24)弐△ウインアチーヴ(22)参△コスモシャングリラ(19)四△アオイゴールドワン(18)