昨日はなぜか、J1リーグの最終戦があるものと思い込んでいた。

 

午前中、予定どおり東大阪のわが家から八尾の矢作神社まで往復2時間ほど歩いて、矢作厩舎の馬と所属騎手の無事好走と矢作調教師の健康を祈願してくる「矢作詣(やはぎもうで)」に出かけ

 

御神木の銀杏の老木が色づいているのを撮影して帰宅し、これも予定どおりDAZNでサッカー中継を楽しもうと思ったのだが、14時直前になっても配信予定画面が「アルビレックス新潟vsセレッソ大阪」戦のキックオフ前の映像に切り替わらないので、初めて勘違いしていたことに気づいた。

 

さすがに恥ずかしいのでブログに書いた「今日は、午後からDAZNで『アルビレックス新潟vsセレッソ大阪』戦などJ1リーグの最終節の試合や、気になるJ1昇格プレーオフ決勝戦『東京ヴェルディvs清水エスパルス』戦を楽しみたいので、午前中、『矢作詣』を済ませておくつもり」という部分を慌てて修正しておいたのだけれど、J1の最終戦の日なら、DAZNで他会場の途中経過も気にしながら観戦しただろうから、結果オーライと言える。DAZNではなく、NHKのBSチャンネルで、J1昇格プレーオフ決勝戦をゆったりと観戦することができたからだ。

 

NHKの中継が素晴らしかった。試合終了と同時にアナウンサー(と解説の早野さん)は沈黙し、激闘を終えたピッチの様子をヴェルディサポーターのチャントや歓声、「試合終了です!ご覧のように1対1の引き分けで規定によりレギュラーシーズン3位の東京ヴェルディのJ1昇格が決定いたしました!応援!まことに!ありがとうございました!」といった場内アナウンスなど現場音のみで視せてくれたのだ。

 

試合終了の笛とともにピッチに倒れた殊勲のPKキッカー染野唯月の上に覆いかぶさっていくヴェルディのチームメイトたち。

スタッフと抱き合う城福浩監督。

涙する2人のヴェルディ女性サポーター。

歓喜に沸くヴェルディ側ゴール裏スタンド。

スタッフたちに祝福された染野が城福監督と抱き合う。

ピッチに倒れ涙する森田を労うスタッフたち。

うつむき、何か不満を口にしながら控室へと向かう乾貴士。

PKを献上した高橋祐治が虚ろな表情から懸命に前を向きなおす。

ピッチで泣き伏していたエスパルスの神谷優太が仲間に促されて立ち上がる。

エスパルスの秋葉忠宏監督がスタッフや控え選手の労をねぎらう。

ベンチの屋根に顔を伏せて動かないエスパルスの控え選手。

腕を組み無言でピッチを見つめるエスパルスのサポーターたち。

スタンドに向けガッツポーズで感謝の気持ちを伝える城福監督の向こう側で、誇らしげにタオルマフラーを掲げるヴェルディのサポーターたち。

試合終了後の挨拶の直前、両膝に手をやり、まだ涙が止まらない森田キャプテンを網島悠斗が祝福する。

それでもまだ顔が上げられない森田。

主審が笛を吹き、両チームの試合終了時のメンバーがメインスタンドとバックスタンドに一礼する。

 

この間、実況席の沈黙はおよそ150秒にも及んだ。これだけ長い時間、アナウンサーが喋らないと放送事故かと思われかねないから、それも覚悟であらかじめプランニングされていたのだろう。英断のおかげでサッカーの魅力が集約された珠玉の150秒を存分に堪能することができた。

 

あとで視聴したDAZNも、まったく同じ中継映像を使っていたが、こちらは以下のような実況音声が付いていた。

 

試合終了ぉ~~!!

16年ぶり!名門ヴェルディ、J1復帰!

城福監督やりました!

最後に、最後に追いついて、ヴェルディです、勝ったのはヴェルディ!

いやぁ、清水さん、最後の最後まで苦しいゲームでした。

いや、激しいゲームになるのは予想してましたけど、まぁ、凄かったですね。

はい。

両チームのほんとにJ1に上がりたいっていう気持ちがね、交代選手含めてサポーター含めてほんとにピッチに表現されてたな、素晴らしいゲームだったと思います。

アディッショナルタイムまでリードしてましたエスパルス。

ただ諦めなかったヴェルディ。

結局PKひとつずつ。

森田晃樹、泣いてます。

アカデミー育ちのキャプテン、今日はPK献上がありました。

 

これはこれで感動できたけど、やっぱりNHKの現場音オンリーの150秒にはかなわない。思い出したのは1975年の広島カープのセ・リーグ初優勝のラジオ実況。暮れなずむ後楽園球場で9回表、カープの助っ人外国人ホプキンスが試合を決めるスリーランホームランを放った直後、実況を担当していたRCC中国放送の上野隆紘アナウンサーと解説の金山次郎さんが、涙で喋れなくなってしまったときのことだ。

 

「ホプキンスが・・・ホプキンスがやりました・・・」と上野アナが喋り出すまで10秒くらいかかったかなぁ。記憶が曖昧なので当時の実況音声が残っていないか、さっきネットで検索してみたら、2017年にRCCのFMが開局したのを記念して『蘇る歓喜の瞬間!カープ初優勝ラジオ実況放送』のCDが発売されていたので、さっそくRCCのWebショップで購入してしまった。

 

それはまぁ余談になるけど、スポーツ中継において沈黙が感動を呼ぶ好例として、昨日のNHKのサッカー中継も僕の記憶の中に長く残るに違いない。ナレーション原稿を書く仕事をしている僕も「ナレーションで語り過ぎず、映像で伝える努力も惜しまないようにしなくては」と思い、いろいろと参考になる150秒だった。

 

【本日の夢の風予想】

 

それにしても「矢作詣」の御利益は凄い。昨日も厩舎所属の古川奈穂騎手が騎乗した矢作厩舎のフェイトが中京6Rで見事1番人気に応えてくれた。さっそくお礼参りに行かなくては。今日こそはJ1リーグの最終戦の中継をDAZNで視聴するつもりなので、夕方に出かけようと思ったが、競馬の予想をしてみたら中山12Rに出走する古川奈穂騎手騎乗のリーゼントミニーに勝利のチャンスがありそうだ。必勝を祈願するために今から「矢作詣」に出かけ、「アルビレックス新潟vsセレッソ大阪」戦はDAZNの追っかけ再生で視ることにした。

 

僕にとって今日のメインレースというべき中山12Rの指数と印は以下のとおり。

 

中山12R2勝C・1200mダ

◎エコロドゥネス(25)○シゲルファンノユメ(22)▲トモジャミ(22)☆セイウンハルカニ(18)壱△キュートヘスティア(17)弐△リーゼントミニー(17)参△サンダビューク(16)四△ケイアイメープル(15)

 

前売りオッズを見るとリーゼントミニーは2番人気と、思ったより人気しているので馬券的には妙味が薄い。このレースも含め、いつものように予想したレースの指数と印をデータとして載せておくだけにして、今日も馬券の購入は見送ることにした。

 

阪神8R2勝C・1200mダ

◎ハンベルジャイト(28)○ディキシーガンナー(26)▲クラリティスケール(22)☆ミルトハンター(22)壱△メイショウツワブキ(22)弐△オカリナ(19)参△シゲルセンム(19)四△リンドラゴ(18)

 

阪神9R「豊中特別」2勝C・1800mダ

◎サトミノマロン(23)○フィンガークリック(22)▲バリアントバイオ(21)☆ロードアヴニール(18)壱△カズロレアート(14)弐△シンヨモギネス(13)参△トゥルブレンシア(12)四△ニットウライジン(12)

 

中京9R1勝C・1400m芝

◎ケイアイクビラ(37)○アスクドリームモア(25)▲ダミエ(25)☆ライブリームーラン(21)壱△アパショナード(20)弐△マテンロウアネモス(20)参△ハクサンミニョン(19)四△バレル(17)

 

中山9R「南総S」3勝C・1200m芝

◎ブーケファロス(48)○バースクライ(47)▲サンディーテソーロ(37)☆タリア(36)壱△ブッシュガーデン(36)弐△インテグリフォリア(32)参△ブルースピリット(32)四△ブレスレスリー(32)

 

阪神10R「元町S」3勝C・1800m芝

◎コレペティトール(40)○ラリュエル(39)▲コスモサガルマータ(38)☆ジュリアバローズ(35)壱△アイスグリーン(32)弐△ケイアイセナ(32)参△ディオスバリエンテ(32)四△トゥルーヴィル(30)

 

中京10R「鳴海特別」2勝C・1400mダ

◎ワールズコライド(37)○ロードアウォード(28)▲ハクサンパイオニア(26)☆ディアサクセサー(24)壱△スキャッターシード(20)弐△スズカコーズ(20)参△ロードフォンス(20)四△マホロバ(18)

 

中山10R「市川S」3勝C・1800mダ

◎ゴールドバランサー(31)○トラモント(31)▲テーオードレフォン(27)☆カランセ(26)壱△ゴールドブリーズ(26)弐△フォレストキャット(25)参△グラストンベリー(23)四△サトノスライヴ(23)

 

中京11R「チャンピオンズC」GⅠ・1800mダ

◎セラフィックコール(50)○レモンポップ(40)▲クラウンプライド(36)☆テーオーケインズ(31)壱△ハギノアレグリアス(31)弐△メイクアリープ(26)参△メイショウハリオ(24)四△アイコンテーラー(21)

 

阪神12R2勝C・1400m芝

◎アルーリングビュー(41)○テラステラ(40)▲トラベログ(39)☆ルカン(37)壱△ジョウショーホープ(36)弐△フルメタルボディー(32)参△ウインバグース(31)四△ケルンキングダム(21)