雷雨で試合開始時間が30分ほど遅れた8月26日のヨドコウ桜スタジアム、Jリーグ第25節「セレッソ大阪vs名古屋グランパス」戦を、日本代表の森保一監督が視察に来ていたことをDAZNのハイライト映像を視て知った。

 

あの試合だけ観て決めたわけではないだろうけど、先制ゴールに繋がったレオ・セアラへの見事なロングフィードでスタジアムを沸かせたセレッソの背番号「16」毎熊晟矢と、いったん同点に追いつく見事なダイレクトシュートを決めたグランパスの背番号「17」森下龍矢が、8月31日に発表された日本代表のヨーロッパ遠征メンバーに名を連ねたのは、両選手とも森保監督の前で好調ぶりをプレーでアピールできた結果だろう。

 

にしても、正直、毎熊の選出はサプライズだった。グランパス戦は上門知樹や香川真司のほうがプレーでは目立っていたからだが、選ばれてみると確かに代表のSBは手薄な気がするし、毎熊のようなスケール感を持った候補選手は他になかなか見当たらない。代表スタッフはちゃんとチェックしているなぁ、と思った。

 

僕のV・ファーレン長崎時代の毎熊の印象は「よく点を獲るなぁ」だ。夕食の時間、妻と一緒にDAZNで気になる試合のハイライト映像を視ることが多いのだけれど、なぜかV・ファーレンの試合を視るたびに毎熊がゴールを決めていた。だから「セレッソに来てくれないかなぁ」と妻と話していて、セレッソ入りが決まったときは妻と2人で大いに喜んだ。でも、調べてみるとJ2リーグでは2年間で6得点。僕と毎熊の相性がとてもいいだけなのかも知れない。

 

なにしろ僕は、毎熊の高校時代の試合を観たこともあるのだ。2015年8月8日、神戸ユニバー記念競技場で行われたインターハイ(高校総体)の準決勝「東福岡高校vs立正大淞南高校」戦。去年、ギラヴァンツ北九州にレンタル移籍して5得点、今季からジュビロ磐田に復帰し先週土曜日のJ2リーグ第33節ブラウブリッツ秋田戦で終了間際に起死回生の同点ゴールを決めた藤川虎太朗が東福岡の背番号「6」、毎熊は背番号「7」だった。

 

なぜ藤川のことを書いたのかというと、この試合では絶好調、ハットトリックを決め「5-2」の勝利に大いに貢献したからだ。東福岡はゼロトップぎみでMF5人が縦横無尽に動き回る流動的な攻撃を披露していたが、中でも目立ったのが藤川で、毎熊は「5人のMFのうちの1人」という印象。でも名前が「虎」と「熊」だったので、僕はお笑いコンビのように2人一緒に名前を憶えてしまった。

 

V・ファーレンの試合のハイライト映像を視たとき「あ、あの毎熊かも」と思ったのも名前のおかげ。サッカーファンも一発で憶えてくれるだろうから「マイク」という愛称とともに日本代表に定着してくれると嬉しい。明日早朝のドイツ戦でいきなり出場機会を得るのは難しいだろうが、次のトルコ戦ではぜひ右サイドで躍動する毎熊の姿が視たいものだ。

 

と、名前のことを書いたので、ついでにセレッソ大阪の背番号「24」鳥海晃司のことも書いておく。毎熊が出場したインターハイの試合を観た翌週、2015年8月14日に僕はヤンマースタジアム長居に足を運んだ。

 

大学サッカーの総理大臣杯準決勝「関西学院大学vs筑波大学」戦と

 

「明治大学vs流通経済大学」戦を観るためだ。

 

この2試合の中で1人だけレベルの違うプレーを見せたのが明治大学の背番号「10」MFの和泉竜司(名古屋グランパスから鹿島アントラーズに移籍し、今季からまたグランパスに復帰し背番号「7」をつけている。6月3日のJリーグ第16節セレッソ大阪戦では、前半21分に同点ゴールを決め「3-1」の勝利に貢献した)。

 

試合は「1-1」で終わりPK戦を制した明治が決勝に進んだのだが、前半8分、FKからヘディングで先制点を決めたのが明治の背番号「22」CBの鳥海晃司だった。こちらも名前が「竜」と「鳥」だったので、僕はお笑いコンビのように2人一緒に名前を憶え、だから2年前、鳥海がジェフ市原・千葉からセレッソに移籍してきたときは「あ、あの鳥海かも」と思った。

 

僕が高校時代の毎熊と、大学時代の鳥海の試合を観たあの夏から「もう8年」。いや「まだ8年」なのか、年齢を重ねると時間の感覚がよく分からなくなるけれど、8年間、成長を止めずに突っ走っている2人のことを思うと、僕も「まだまだ頑張らないと」と元気をもらえる。それもまたサッカーを観戦し続けてきたからこその恩恵なのかも知れない。

 

【本日の夢の風予想】

 

今週は、台風の接近が予想されていたからだろうか、中山も阪神も出走頭数が少ない。僕は15頭立て以上のレースを選んで予想することにしているので、今日は4レースしか予想できなかった。どれも馬券を買いたくはならなかったので、もう終わってしまった中山6Rも含めて、各レースの指数と印をいつものようにデータとして載せておくだけにする。

 

中山6R1勝C・1200mダ

◎ルーラルハピネス(35)○ハローマイラブリー(29)▲トモジャミ(28)☆リリージェーン(23)壱△イノセンス(18)弐△グローリーカフェ(17)参△ピカリエ(16)四△オルコス(15)

 

中山11R「紫苑S」GⅡ・2000m芝

◎グランベルナデット(34)○エミュー(31)▲ダルエスサラーム(31)☆アップトゥミー(29)壱△キミノナハマリア(28)弐△ソレイユヴィータ(27)参△ヒップホップソウル(27)四△モリアーナ(27)

 

阪神12R1勝C・1200mダ

◎ミルトハンター(30)○メイショウクリフト(27)▲スマートアイ(23)☆ニシノラーナ(23)壱△ナツイロノオトメ(22)弐△ミラクル(21)参△アメトリーチェ(20)四△オースミメッシーナ(20)

 

中山12R1勝C・1200mダ

◎アポロリヤム(22)○サイモンギフト(21)▲ゴキゲンサン(20)☆キングダラス(17)壱△スマイルアップ(16)弐△デュアルキャリアー(15)参△トルーマンテソーロ(12)四△バンブトンプロ(12)