BS11はキックオフから1時間遅れて始まる「ディレイ放送」だった。どのみち昨日は同窓会の関西支部の食事会があってABEMAの生配信を視るのは無理だったから、帰宅後、前半の途中からBS11で視たプレシーズンマッチ「川崎フロンターレvsバイエルン・ミュンヘン」戦(国立競技場)は、どちらのチームも決定力不足を露呈させていたけれど互いにゴール前でチャンスを作る面白い試合だった。

 

結局「1-0」でバイエルンが勝ったので、僕は1975年のバイエルン初来日のことを思い出した。

 

1975年1月5日(日)14時に第1戦がキックオフ。中1日で7日(火)14時に第2戦がキックオフするというタイトなスケジュールで行われた「バイエルン・ミュンヘンvs日本代表」戦の僕は第1戦を旧国立競技場まで観に行った。

 

スタンド席で『ワールドサッカー』の解説者、岡野俊一郎さんを見つけ、僕はプログラムの日本代表紹介ページにサインをもらった。『ワールドサッカー』とは『三菱ダイヤモンドサッカー』のこと。実家のある広島県では番組スポンサーに東洋工業(現在のマツダ)が付いていたので番組名を変更して放送されていたのだ。

 

昨日のネット記事で「岡野さんは当初、1974年のワールドカップに優勝した西ドイツ代表を日本に呼ぼうとしたが、当時の日本はオリンピックにも出場できないサッカー弱小国。西ドイツ代表が遠征先に選ぶはずもなく、そこで優勝メンバー6人がいたバイエルンに狙いを変更して招聘した」という裏話を読んだ。

 

知らなかった。あの試合をマッチメイクしたのが岡野さんだったとは。1年間だけ日本代表の監督も務めていたのは知っていたので、それで日本代表の選手紹介のページにサインをもらったのだが、マッチメーカーのサインが入ったけっこう貴重なプログラムが手元に残ることになったのだった。

 

ワールドカップ優勝メンバーのうち来日したのは「皇帝」フランツ・ベッケンバウアー、「ボンバー(爆撃機)」ゲルト・ミュラー、GKヨゼフ・マイヤーの3人だけだったけど、決勝ゴールを決めたのが、まだ無名の19歳、カールハインツ・ルンメニゲ(1980年と81年のヨーロッパ最優秀選手)だったから、振り返ってみるとなかなかの豪華メンバーだったわけだ。

 

だが『日本サッカー史 資料編』によると、そのときの観客数は第1戦が3万7857人、第2戦が2万9031人。昨日の「フロンターレvsバイエルン」戦は、チケットが高額にもかかわらず4万5289人が入った。満員にならなかったのは残念だが、日本にもようやくサッカー文化が根づき始めているような数字なのではないだろうか。

 

そして、僕がスタジアムで観た1975年の第1戦も、テレビで観た第2戦もバイエルンが「1-0」で勝利。それから48年後の昨日、日本代表と同じスコアで川崎フロンターレが惜敗したことで、僕は「Jリーグの単独クラブがヨーロッパの強豪クラブと接戦を演じる時代になったのだ」と改めて実感し

 

28日にセレッソ大阪がPSG(パリ・サン=ジェルマン)に逆転勝利を収めたことも「決してフロックではない」と証明されたようで嬉しくなった。

 

そういえばバイエルン初来日の翌年、1976年にはマンチェスターシチー(プログラムにはそう表記してある)が初来日。5月21日(金)に国立競技場(19時キックオフ)、23日(日)に名古屋・瑞穂競技場(15時30分キックオフ)、26日(水)に広島県営競技場(18時30分キックオフ)、28日(金)に再び国立競技場(19時キックオフ)で試合が組まれるというバイエルン以上の超ハードスケジュールで日本代表と4連戦を戦った。

 

結果は「3-0」「1-0」「1-0」「2-0」でマンCが4連勝。この試合自体がモントリオール五輪の出場を逃し、モスクワ五輪をめざして再出発することになった日本代表の最初の強化試合だったから、日本代表が無得点に終ってしまったのには驚けない。

 

驚くのは観客の数だ。『日本サッカー史 資料編』によると第1戦が6945人、第2戦が1万0503人、第3戦が3600人、第4戦が1万6131人。確かに僕が観戦に行った第3戦の広島県営競技場も空席のほうが目立っていたのを覚えている。

 

先週の日曜日、横浜F・マリノスがマンCと「3-5」の撃ち合いを演じた試合は、国立競技場に6万1618人が詰めかけた。それに比べると隔世の感。こちらも日本にサッカー文化がしっかりと根づき始めている証のように思う。

 

それはともかくとして、僕はバイエルンとマンCの初来日をスタジアムで見届けているので、この夏の海外ビッグクラブの来日ラッシュでは、まだ観ていないチーム、PSGとインテルの試合を優先的に観に行こうと思った。

 

何しろチケットが高額だから、そうやって試合を絞らざるを得なかった。競馬で大儲けして、できるだけ多くの試合をスタジアムで観戦したかったが、昨日も札幌11Rで3連単の軸馬にしたプラチナトレジャー(14番人気)がクビ差の4着に敗れるなど競馬の神さまは微笑んでくれず、「セレッソvsPSG」戦以外はすべて映像配信サービスやテレビで観戦することになった。

 

が、チケットが高額なおかげで8月1日の「PSGvsインテル」戦(国立競技場)は、まだ完売していない。今日、競馬で大穴を当てればワンチャン、スタジアムで観戦できるかも。そう思って勇んで予想してみたところ、残念ながら馬券を買いたいレースがなかった。でも今日は、新馬戦から日本ダービーまでの5戦をすべてゴール前で観戦するなど競馬人生で最も応援した馬、ディープインパクトの命日。4年前、「ディープインパクト追悼WIN5」を購入し、960万超えの払い戻しを受けたことがある僕は、今日も「追悼WIN5」を購入し、「PSGvsインテル」戦の観戦費用捻出をめざすことにした。

 

【本日の夢の風予想】

 

「ディープインパクト追悼WIN5」の対象各レースの指数や印、買い目などは以下のとおり。

 

WIN5対象レース①

新潟9R「豊栄特別」2勝C・1600m芝

◎ミシシッピテソーロ(45)○フルメタルボディー(42)▲ミスヨコハマ(37)☆ジュンブロッサム(36)壱△チアチアクラシカ(30)弐△コーディアル(28)参△ベストクィーン(28)四△ロンズデーライト(24)

印が付いた馬の中からディープインパクトの仔△ロンズデーライト、ディープの孫◎ミシシッピテソーロ(ダノンバラード産駒)、☆ジュンブロッサム(ワールドエース産駒)、△チアチアクラシカ(リアルインパクト産駒)の4頭を買う。

 

WIN5対象レース②

札幌10R「ポプラS」3勝C・1700mダ

◎カラフルキューブ(31)○シダー(28)▲キュールエフウジン(23)☆フームスムート(23)壱△レイクリエイター(21)弐△クレスコジョケツ(19)参△テーオードレフォン(19)四△モズマゾク(18)

ディープの主戦騎手だった武豊騎手騎乗の○シダーと、指数差「3」で抜けた◎カラフルキューブを買う。

 

WIN5対象レース③

新潟10R「佐渡S」3勝C・1800m芝

◎パラレルヴィジョン(41)○トゥデイイズザデイ(40)▲グランディア(39)☆アドマイヤハレー(35)壱△ストロングウィル(35)弐△ルージュエクレール(34)参△ジュリアバローズ(31)四△アサヒ(27)

印が付いた馬の中からディープの仔○トゥデイイズザデイ、ディープの孫◎パラレルヴィジョン(キズナ産駒)、☆アドマイヤハレー(母父ディープ)の3頭を買う。

 

WIN5対象レース④

札幌11R「クイーンS」GⅢ・1800m芝

◎ドゥーラ(43)○ライトクオンタム(42)▲トーセンローリエ(40)☆イズジョーノキセキ(30)壱△ジネストラ(28)弐△キタウイング(26)参△コスタボニータ(25)四△サトノセシル(25)

ここはディープの仔で武豊騎手が騎乗する○ライトクオンタムの劇的な命日重賞制覇に期待。印は届かなかったがディープと同じ金子真人オーナーの所有馬ルビーカサブランカも押さえたい。

 

WIN5対象レース⑤

新潟11R「アイビスサマーダッシュ」GⅢ・1000m芝

◎トキメキ(22)○レジェーロ(21)▲ヴァガボンド(19)☆スティクス(19)壱△シンシティ(15)弐△ファイアダンサー(14)参△ヤマトコウセイ(14)四△サトノファビュラス(13)

印が付いた馬の中からディープの孫○レジェーロ(キズナ産駒)と△サトノファビュラス(母父ディープ)を買う。

 

まとめると本日の「ディープインパクト追悼WIN5」は

新潟9R(1、3、6、13) 札幌10R(9、10) 新潟10R(2、14、18) 札幌11R(3、4) 新潟11R(9、18)

完全セレクト96点買いで勝負!

 

いつものように馬券を買わないレースの指数と印もデータとして載せておく。

 

新潟8R1勝C・1800mダ

◎フライヤートゥルー(26)○ラップスター(21)▲ドゥラリアル(20)☆アカノストロング(17)壱△パスカリ(17)弐△リュクススティール(17)参△タカサンフェイス(16)四△ヨリノサファイヤ(15)

 

新潟12R2勝C・1200mダ

◎メタマックス(29)○カラパタール(24)▲ワールドコネクター(24)☆プレジールミノル(23)壱△ミレヴィーナス(23)弐△クインズプリーズ(22)参△クリノアルバトロス(22)四△ジェムフェザー(19)