低所得・生活困窮家庭の不登校支援 | 札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

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札幌在住。32年にわたり、難病の母親の介護をしてきたいわゆるヤングケアラー経験者です。また、保育士や介護福祉士の業務経験から、介護、障がい、子育てに関わるご相談お受けしています。本業は障がい福祉サービス事業所で相談支援専門員として福祉支援の仕事をしています。

札幌 ファミケア プリズム翠 吉田綾子です

 

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生活保護世帯等、低所得や

生活困窮家庭の不登校児の相談を

受けることが

ここ数年は多くなりました。

仕事柄、放課後等デイサービスなどの

療育施設に通う子供たちのサポートを

していると

 

放課後等デイサービスにも行けない

 

不登校の子供たちがとても増えているのが

現状です。

デイサービスでも、

不登校児を受け入れている事業所も

増えてきましたが、

まだまだ対応してもらえる事業所は

足りていません。

その中でも深刻なのが

 

低所得世帯やシングル家庭

 

の不登校支援です。

 

経済的に厳しく、お金がかかるような

不登校支援の場所へ

通わせることが出来ない・・・

 

発達障がいなど何らかの特性があり、

放課後等デイサービスにも通うっているが、

そのデイサービスへも行けない、

そんな子供たちがここ数年増えています。

 

子どもが不登校になり、デイにも通えず、

家に引きこもりになる事で、

仕事を辞めざるを得なくなり

生活保護を受けている

 

というシングルマザーの相談も増えています。

 

フリースクールは高くて行かせられない

 

外に出ること自体を拒否するので

家に居るしかない

 

八方ふさがりな現状で

母子で引きこもりになっている家庭も

ありました。

 

自治体で運営している無料の

不登校支援の場も行きたがらない

 

もっと個別に対応している不登校支援の

場所や人はいないだろうか?

そんな相談を受けることがあります。

色々な市民団体の支援や個別訪問などの

いわゆる社会資源を紹介しても、

何処もヒットしない、

そんな子供たちは居場所が家しかないんですね。

そして、一番の支えはお母さん・・・

そんな子供たちの社会資源として

もっと色々な家庭環境の子ども達に

対応してもらえる場所や人が必要と感じます。

特に、母子家庭や、生活保護世帯等

低所得や親の負担が大きい家庭への

不登校支援の現状は増え続ける一方なのだと

感じます。

今や小学校1年生からの不登校も増えていて、

そのまま家に引きこもっているケースも・・・

母子家庭であれば、

母親がひとりで家庭を支えながら

不登校の子どもと向き合う現実は

結構過酷な環境だったりします。

そんな我が家も、次男は中学校の3年間

不登校でした。

頑として行かない次男でしたが、

その時は唯一彼の居場所があったのが

幸いでした。

 

長男も中2の時に約半年学校へ行けなくなり、

毎朝学校へ行く行かないで親子でバトル・・・

 

胸ぐらをつかまれ

殺されるかと思ったことも・・・

 

私も仕事に行かなくちゃ生活が出来ない、

そして、病気の母の介護もあり、

それを休むことも出来ない・・・

 

長男の経験があり、

次男に関しては彼の思いを尊重しようと

思いつつも焦るばかり…

高校進学は半ばあきらめて彼の生きる道を一緒に

考えようと思いながら、待つこと3年・・・

彼自身が動き出すことが出来、

今大学生活を送っています。

私自身も

仕事に行けない日も多々ありました。

そして、

私も介護と子どもの不登校で病んだ時期も・・・

 

そんな経験があるからこそ、母子家庭の不登校は

お母さんの気持ちが痛いほどわかったりします。

 

もっと不登校児への支援や家庭環境に合わせた

選択肢が増えてほしいと願うばかりです。

 

 

来月はこちらで、我が子の不登校の話と

私自身のヤングケアラー経験の話など

子ども達を取り巻く課題について

お話をさせていただきます。

良かったら聞きに来てください^^