福祉従事者のシャドウワーク | 札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

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札幌在住。32年にわたり難病の母親の介護をしてきた、いわゆるヤングケアラー経験者です。
また、保育士や介護福祉士の業務経験から、介護、障がい、子育てに関わるご相談お受けしています。

札幌 ファミケア プリズム翠 吉田綾子です

 

 

シャドウワークと言う言葉を

知っていますか?

 

専業主婦など、

基本報酬を受けない仕事で、

誰かが賃労働をすることのできる

生活の基盤を維持するために

不可欠な労働を意味するそうです。

先日

高齢者の専門職、ケアマネージャーの

シャドウワークが増えていることで、

業務負担が大きくなっている

という記事を見つけました。

相談支援専門員もケアマネージャーと

同じ障害福祉の専門職ですが、

全く同じ状況だな・・・と思いました。

 

私達相談支援専門員の間でも出ている、

報酬にならない業務の方が案外多い事で、

なかなか業務が進まない事も多い、

という声も聞きます。

でもそれは利用者さんにとって

生活の中で必要不可欠な事でもあり、

他の機関でも対応できない、若しくは

対応が今は難しい事で、

私達相談室がサポートする場面も

あるからです。

ヘルパー不足という要因も

大きかったりします。

人出不足もシャドウワークの要因

だと思うと、

福祉に限らず他の業界でも同様なのかも

しれません。

 

ひとりで相談室を運営している

私のような人は

1日で動ける範囲が限られてしまい

体がいくつあっても

足りない日もあります(;^ω^)

一日何人もの利用者さんの対応で

終わってしまったり、

半日電話対応で終わってしまうことも・・・

4月に福祉の法改正がありましたが、

シャドウワークとして行っていた対応が

加算となって申請できるのもあり、

(福祉は国保連と言って国の機関へ毎月請求し

報酬を頂きます。医療と同じです)

皆同じような対応で

四苦八苦しているんだろうな~

と思ったりします。

 

シャドウワークと言う言葉の裏には、

人や社会のために影の役者のように

動いている人たちがいるという事を

この仕事を通じて体感している私です。