母を知っている私の
友人知人にとって
私の母が毒親だったという
事を書いていることに
びっくりしている人もいます。
知らなかった
という言葉だけでなく
ホントに！？
という意外という言葉が
出てくるのです。
それだけ、母は
外では穏やかで
笑顔が素敵で
優しいお母さんという
イメージがほとんどです。
裏表があることに
誰も知らない・・・
それが長年私を
苦しめてきました。
二重人格ではないだろうか？
というくらいに、人目が無いと
母の表情が厳しく
いつも私を監視して、ダメ出しや
説教が始まるのです。
そして、気に入らない発言を
すると、
勝手にしなさい！おかあさん
もう死ぬから
と脅しにかかってくるのです。
そして、何日も何日も
話しかけても
見て見ぬふりをして無視が
続きます。
母が唯一心を許していた
近所に住む父の姉(叔母)は
母がいつも何か苦しいことが
あると愚痴を言いに叔母の家に
行っていたので、母の裏の顔を
少しだけ知っているのです。
私も、叔母が母代りだったことも
あり、何でも話せるので、母と
喧嘩した時、母にひどいことを
言われたとき、叔母に泣いて
話したこともあります。
叔母は何も言わず
私の話をうんうんと聞いて
くれ、
お母さんは少し頑固で
我儘な所があるね。
辛い時は
我慢しないでおばさんに
こっそり言いに来なさい。
でも、お母さんも
パーキンソン病の病気がわかって
色々と辛いんだわ。
お母さんは
あんな病気になっても
頑張って戦おうとしているし
あんたたちを
必死に育てないとって
あれこれ悩んでいるだわ。
それもわかる・・・
そして、あやこちゃんも
頑張ってる！
叔母さんあんたを見てて
お母さんが具合悪い時
家のことをやってて
偉いな～って思ってるよ。
高校生くらいの一番
母との衝突がひどく
丁度、母がパーキンソン病を
発症した時です。
叔母は私との話は
母には一切言わず、
私を受け止めてくれました。
もし、
叔母も私の話に否定的だったら
私は・・・
この世にいなかったかもしれません。
ちょっとだけ、母は
叔母には母の本当の姿を見せて
時には毒づいていたようです。
お母さんだったら、
あやこちゃんの前で言うことじゃないけど
あんなに頑張って働いている
あんたのお父さんのことを、酷く言うんだわ。
仕事ばっかりで何も気遣ってくれないって
仕事じゃなくて浮気してるなんて
妄想みたいなことも言うし・・・
私が成人してからも叔母は
母の愚痴の聞き役でした・・・
でも、
叔母は決して母を見捨てませんでした。
そんな母にとって嫁に来て唯一の父方の
親戚で心許せる人なのに・・・
それでも何か満たされないのでしょうね。
私の前では叔母のことを悪く言います。
嫁に来た時は随分といじめられたんだわ
あんなひどい人はいないわ
お父さんの仕事にあれこれ
口出しして来て嫌になるわ！
だったら、叔母に
愚痴なんて聞いてもらわなきゃいいのに
いつも聞かされるたびにそう思って
いました。
人を信用するんじゃない
信用するとろくなことが無いから
母から教えられ
その姿を目の当たりにしてきた私は、
どこかで人と仲良くなるのが
怖いところがあります。
信用しているはずなのに
陰で悪口を言っている
そんな姿を母から見てきたのです。
毒親と、モラハラは同じだと
以前の記事に書きましたが
2度目の元夫がまさに
そうでした。
家裁で調停をしているときに
次第に『本心』が出てきて
調停が終わった時、
周囲に元夫がどんなにひどい人だったかを
証明できたような気がして、
安堵しました。
毒親に裏表があることで、
その環境下で育ってきた人は
どこか、人を斜めに見たり
信用できず、人間関係が
苦手という人も少なくないのです。