桂島の牡蠣 | 頑固親爺(夢の愛ランド)

桂島の牡蠣

牡蠣養殖再生プロジェクト!       

                       

【はじめに】

宮城県松島湾の湾口部、桂島、野々島、寒風沢島、朴島の4つの有人島と260余島からなる浦戸諸島。風光明媚で穏やかな日本三景の一つ松島湾のど真ん中で俳聖芭蕉も讃え島々が目の前に浮かぶ絶景地だ。伊達藩の江戸廻米の港として繁栄するも、今では若者の流失による高齢化や過疎化で衰退。また、今回の震災で島の存続さえ危ぶまれる。万葉の昔より、豊かな大自然を舞台に、この浦戸に住む人達が漁業で暮らしと歴史を育んできた。しかも、漁業を取り巻く環境は決して易しいものではありません。それでも漁業を続けている島民の皆さんのお陰で、〝豊かなふるさとの自然環境〟が守られ、美しい景観が維持されている。

東日本大震災より、浦戸桂島では80数軒の内、約半数の40件が流失または全壊以上の壊滅的な被害を受けた。また、海水浴場やハイキングコース、休憩所などの観光交流施設、それに基幹産業である牡蠣・海苔の養殖業に甚大な被害を受け交流活動が停止するなど従来の地域社会や地域経済の循環が失われ、これまでの取組やビジネスモデルの変更に迫られております。

桂島の復旧復興には自然を活用した交流人口の増加を図ること、養殖業の再生が重要である。本プロジェクトを進める中で養殖業の再生と地域コミュニティの再生し、雇用、人材育成などの社会課題を解決しながら、自立した新しい「ふるさと愛ランド」のモデルを形成したいと考えます。

  ~つづく~