以前は7分づき精米を食べていましたが、ふすまが残っていないようなので、5分づき、3分づきへと次第に精米の程度を低くしてきました。

最近の炊飯器は玄米モードがついていて、3分づき精米を玄米モードで炊くと、やわらかくておいしく炊けます。

 

 

3分づきにしてから、ふすまがしっかり残っているので、とても栄養バランスの良い食事ができています。

なぜそう感じるかと言えば、あまり他のものを食べなくても、満足感が得られるからです。

 

玄米と塩、胡麻があればほぼ完全食なのだそうです。

玄米に不足している塩と胡麻の油成分が加わることで完全食になるのだと言います。

 

私は最近は手作りカスピ海ヨーグルトにハマっていて、玄米とカスピ海ヨーグルトの組み合わせがとても完全食に近いと感じます。

 

私の持論では、肥満とは栄養失調の現象なのです。

栄養のバランスが崩れているために、不足している栄養素を補おうとして、余計に食べたくなるのですが、食べても、食べても、必要な栄養素が満たされないのが、肥満の原因となるのです。

 

ですから、栄養バランスの良い、完全食を食べていれば、必要な栄養素が満たされ、余計なものを食べたくはなくなるのです。

余計なものを食べないので、身体に余分なものがつきません。

 

もう一つの私の持論は、添加物は身体に悪いというよりも、味覚の錯誤を引き起こすことに害があるというものです。

 

私たちの味覚は、自分に必要なものが、必要なタイミングで食べようとするための感覚器官です。

熟したイチゴは真っ赤な色で、その香り、味覚などで、おいしいと感じます。

おいしそう感じるのは、それを食べても良いというサインです。

 

ところが、添加物は、人工的に色を付け、香りをつけ、味をつけます。素材そのものが持っているメッセージではなく、人工的にそう感じさせるような化学物質を加えているのです。

 

裏を返せば、本来食べたいと思わない、色、香り、味の素材だからこそ、それに色、香り、味をつけなければならないのです。

 

本来食べたいとは思わないものを食べているので、栄養が満たされないのです。

これが、添加物食品の害です。

そして、栄養が満たされないばかりではなく、余分なもの、必要がないものまで、摂取してしまうので、身体に余計な負荷を与えてしまうのです。

 

ですから、玄米食を中心とした完全食を食べる習慣をつければ、余計な添加物が入った食品を減らすことができるようになります。

そして、肥満やメタボから解放されます。

 

何も高級な食材や完全無農薬の野菜を食べることだけが健康への道ではないのです。

それ以前に完全食に近い食事をして、栄養のバランスをとることの方がはるかに重要で基本です。

米の値段は、驚くほど安く、それで完全食が整うなら、とても安上がりです。

 

ちなみに、完全食を求めるなら、精製された精米、製塩、精製砂糖などは摂らないことです。

精製というものは、ある成分だけを極端に摂取することにつながり、バランスの取れた完全食とは真逆の選択なのです。

 

私は玄米を買って、精米していますが、近くに精米所がない場合は精米機を買って精米すると良いでしょう。