【新しい考え ①】
昭和期を45年、平成期を30年が私の人生
その内50年がブラシ生産業でした。
悠々自適の老後生活を夢見た事もありました。
しかし、平成期の国際化の流れの中、貴重な経験から、どうしてもブラシ屋として伝えたい、
残したい雪繭シルクブラシで頭の中はいっぱいの毎日。
戦後の昭和期は夢中で取り組んで、平成期はそれまでの化粧品業界の総括期と思って検証して来ました。
一介のブラシ屋としての検証がどれ程のものか???
その検証の一つに化粧筆の原毛問題があります
これからの化粧筆、ブラシにおいて、あの有名となった熊野筆業界も原材料問題で、先行きが怪しいとか?
平成期になり動物毛の問題は動物愛護協会の元で、結構やり玉にあがる機会が増してきました
この流れが正しい流れなのかを論ずるべきかは私には解りません。
しかし経験的にこの流れの中で変化している化粧品の在り方には、一抹の不安があります。
人工毛の普及は過去にも繊維問題として、日本経済に打撃を与える結果となり、今日の絹産業の衰退にもつながる歴史の
事実は全てが営利を第一にする産業構造の当たり前のビジネス理論のようです。
東北大震災以降、自然、科学、ビジネスと新しい考え方の動きが目立つようになりました。
その流れの一環として雪繭シルクブラシの役目を痛感しています。
7月に雪繭シルクブラシと熊野筆(竹宝堂産)に関わる発信源とした社屋が練馬の片隅に出来上がります。
又詳細は順次書いていきます。