はい咲いなぁー
コロナで学んだこと、失ったもの。
毎週来店していた常連のお客様が、コロナで自粛生活を送っていたらしく、3ヶ月ぶりに来店していただきました。
その表情は、少し後ろめたい感じで「久しぶりに来たよ」って、
私は「いらっしゃいませ」ではなく
「おかえりなさいませ」と言葉を返す。
自粛生活から抜け出すタイミングが難しく、当たり前の日常に戻りきれず、行きつけの店に寄ることも気恥ずかしい感覚になるみたいです。
食事を終えた常連のお客様がひと言、
「これ、これ、この味が食べたかった。食べた時に嬉しくて涙が出てきたわ〜」って言うから、
こっちも嬉しく涙が出そうになりました。
こんな瞬間は、本当に貴重であって、コロナ以前では考えもしないかった光景でした。
少しずつ日常生活が回復に向かっているコロナ禍の中で、当たり前にあった日常の尊さと、完全には戻らない生活に、新たな習慣を加えて生きて行かなければならない。
そう感じながら、
それでも思うことは、コロナの終息で少しでも早く、
この閉塞感が漂う時間を無くしたい。
新しい習慣となったソーシャルディスタンスに違和感を感じつつ、やっぱり距離を意識しない世の中に戻って欲しいと願っています。
人と人の間に間隔を開けることは、何だか人間関係の距離を置く感覚になって、寂しさを覚えます。
だから、ソーシャルディスタンスは人と人とが離れることではなく、ゆとりのあるコミュニケーションの中で本来の自分を取り戻す距離感であることだと…
飲食店経営者として、この苦しい時こそできることは、やっぱり目の前の人に料理と会話で笑顔にすることだと思います。
コロナで学んだ事、失ったもの。
それら全てを受け入れて、確実に前へ、笑顔と触れ合える環境へと進みたい。
コロナ禍と言われる、この禍々しい時代の中でも、決して後ろ向きな過去形の言葉にならないように現実を見つめて、常に前向きな言葉で生きようと思います。
ん。jah
そして…
サウナで学んだこと、失ったもの。
それは我慢と忍耐力の先にある快感。
失ったもの、それは溢れる汗だった。笑