口幅ったさなくメディアで流通している
当たり前の恥じらいにも欠けている
結婚できない と可否の問題にするからには
論理的には 結婚に至る条件方程式が存在するわけで
それは何かと深く問いただしてみれば
年収 リア充 イケメン コミュ力
なんとも力のない回答のオンパレード
30代男性サラリーマンの平均年収は いまや300万円台
年収350万の男は結婚できない
断言されてしまえば
昂るままに高く振り上げた拳を
下ろす事もできないで
激しい起伏のまま揺さぶられる孤独な生活を
死ぬまで続けることになる
そこには何も生まれず 何も足されないのだ
蛇の生殺しというほかの言葉が思いつかない
結婚を可否の問題と仮定するならば
条件方程式を完成させる努力をするほうが合理的である
受験勉強に近似したものになる
予備校や 傾向と対策を分析した赤本青本が求められる
現にあと一歩のところまで時代が進んでいる
そうして母は子供の先回りをするのです
海や山や 頼りないおじさんの愚痴をシャットアウトして
真っ直ぐに真っ直ぐに ひたすら真っ直ぐに走らせるのです
22歳の春に 四回生の春に
ピークを持っていくように調節するのです
子供たちはレールから外れないようにバランスを取って走り
うずくまったヤツは踏んづけて先を急ぐのです
大陸に真っ直ぐに引かれたレールは列車が爆走していきます
敗れ去った者の白骨死体がポイントの傍らに眠っているのです
包むべき 誰かの瞳の所在を求めて
単調な暮らしに色をつけながら無理やり笑いを取っている
パーテーションの向こうの男が目を伏せた
ヤツはもうすぐ 骸になるのだ
そいつから目をそらすことには当たり前の恥じらいもなく
当然 口幅ったさもない
現代詩フォーラムって面白い場所で、意外な詩にポイントがつきます。
半分茶化して欠いたような詩に、二桁ポイントもらいましたが、ありったけの想いと表現力を連打してノックアウトしてしまうような詩の方がよいのでしょうか。そして、今更ながらですが、詩人の裾野はとても広いですね(首都圏に偏りすぎの嫌いがあるが)。
・・・ちなみにその詩はアメブロではちょっと公開できません。確実にひとり怒り出す人が居るからです(アメンバーor読者様ではありません)。
前に「若い単身世帯ではいまや女性の方が可処分所得が高い」ことを記事にしましたが、どっちにしたって、月に21万円(年収330万円ぐらい)では思い切ったことはやれないでしょうね。車を持っちゃうときついです。まぁ若い子が年収が低いのは昔から変わらないとして、30代男性でもそれに毛の生えたぐらいの平均年収しかないのが本当に悩ましいし、頭が痛いところです。
年収500万円弱あっても、けっして、そんな優雅に暮らせるわけじゃないです。
