京都マラソン2024 | トライアスリートへの道

トライアスリートへの道

夢みる自由人のトライアスロン挑戦の夢を綴った日記

 

 

霧雨のような微かな雨で

肌がしっとり濡れていた。

 

 

しかし、天気予報は曇りだから

一時的なものと思われた。

 

 

スタート前のアナウンスでは

大会史上2番目の暖かさ

との報告がされていた。

 

 

何もしなければ肌寒いが

走るにはちょうど良い

絶好のマラソン日和だった。

 

 

 

 

コースは昨年と変わらず、

何となく頭に入っていた。

 

 

不安は特にない。

 

 

ただ唯一、足の裏に

ジンジンとした痛みがあった。

 

 

昨日、昼過ぎから22時近くまで

歩き詰めに歩いたことが

影響しているのは明らかだった。

 

 

もしスピードが出なければ、

ゆっくり完走さえ出来ればいい。

 

 

そんな楽な気持ちで

スタートの合図を待っていた。

 

 

 

スタートはEブロックで

ほぼ真ん中くらいだろうか。

 

 

スタートの合図からラインを越えるまで

5分強の時間がかかっていた。

 

 

調子は・・・?

 

 

筋肉痛はほぼ感じないし、

痛いところも何処にも無い。

 

 

スタート前まで感じていた

足裏の痛みも

いつの間にか消えていた。

 

 

決して調子が良いとは言えないが

かといって悪くもなかった。

 

 

タイムを気にせず

フォームに気を付けながら

気持ちよく走ることだけ考えた。

 

 

賀茂川沿い↑

 

 

 

昨年と比べて少しではあるが

走りが変わっていると感じていた。

 

 

かかと着地からフラット着地へ

移行できているように感じる。

 

 

気のせいかもしれないが、

 

以前より前傾姿勢で

身体の真下に近い位置で

着地が出来ている・・・

 

そんな感覚が確かにあった。

 

 

それでも恐らくは

まだまだ完全な真下着地ではなく

踵から入っているに違いない。

 

 

フォームの癖が修正されるのは

一石二鳥に出来るものではない。

 

 

そう思っていた。

 

 

京都御苑前↑

 

 

 

タイムを気にしないとはいっても

時々、キロ何分かは確認した。

 

 

ほぼ5分台で走れていた。

 

 

最後までこのペースで行ければ、、、

 

そう思っていたが、

30km過ぎから疲れが出てきた。

 

 

そして35kmを過ぎて

とうとう6分台に突入。

 

 

ここで、

第12給水所の京都市役所前で

初めてトイレに寄った。

 

 

一旦足を止めると

再び5分台に戻ることは無く、

ズルズルとペースダウンした。

 

 

ペースは落ちたが

何とか歩かず走り続けていた。

 

 

 

途中最後の賀茂川沿い

36km過ぎでのこと。

 

 

リレーで参加していた

福士加代子さんに抜かれた。

 

 

とはいっても、

 

特別ゲストランナーとしての参加で

周りの選手と歓談しながら

楽しんで走っていたのだ。

 

 

軽く走っているようでも

キロ4分台のスピードは十分

出ているように思われた。

 

 

いったんは抜かれたが、

何とか追いつこうと頑張った。

 

 

そして隣に並ぶと

 

「福士さん、お疲れ様です。」

 

と声を掛けた。

 

 

同じく、 「お疲れ様です。」

 

と笑顔で返してくれた。

 

 

それ以上は着いていけずに

ズルズルと後退したが、

 

一瞬でも言葉を交わせたことに

最後の元気をもらった。

 

 

 

40km過ぎ、

最後の直線に入っていた。

 

 

ペースは7分台に落ちたが

走り続けることが出来ていた。

 

 

フォームもひどい崩れは無い。

 

 

それだけでも昨年よりは

筋持久力が付いている証拠だった。

 

 

ゴールゲートが見えてからは

ラストスパートでペースアップ。

 

 

まだ少し力は残っていた。

 

 

フィニッシュ↑

 

 

 

また今回もサブ4はならなかったが、

昨年のこの大会より

21分42秒タイムが縮まっていた。

 

 

現役アスリートに復帰して以来の

サブ4への復活はまだまだだが、

 

少しずつではあるが

近づいてきている気がした。

 

 

===============

 

ネットタイム:4時間13分07秒

 

マラソン男子:4,614位/15,957人

 

マラソン男子60~64歳:295位

 

===============