お世話になります。
またいろいろな情報を更新していきたいのですが、
ここで、夏休みスペシャル企画として、
この間、私が手がけました飲食店のメニューを
作成過程もあわせて、ご紹介いたします。
東京亀戸の韓国料理店「パクパク苑」さんです。
本場韓国の味が楽しめる焼肉と韓国料理とお酒の
美味しいお店です。
メインのメニューと飲み放題のメニューの
リニューアルを依頼されました。
こちらが修正前の旧メニューになります。
(手元にコピーしかなく、画像が一部が
切れているところがあり申し訳ありません。)
こちらが旧メニュー表紙と裏表紙
(裏表紙のデザートメニューのみメーカーのものですが)
はっきり言って、失礼ながら、
一般の方がエクセルを使用してここまで
作りこんでいることに驚愕し脅威を感じました。
デザインをしている者として正直やばいと思いました。
見た目にも楽しくカラフルですし、
商品のカテゴリーや配置などに工夫していて
たくさんのメニューをコンパクトにまとめていること
などもすばらしいと思いました。
逆に言うと、パソコンを使ってエクセルで
こういうメニューもできるということですね。
ぜひ、ご参考にされてください。
今日のポイント1
メニューのエクセルでの作成は十分可能!
そして、このメニューをリニューアルすることを
依頼されまして、取り組みました。
依頼者のパクさんからも、ご要望をお聞きしたあと、
旧メニュー表をみて問題点と感じたことと、
そこから、これから作り直すメニューについての
コンセプトについても以下のように考えました。
・いきなり表紙がコースメニューになっていて
少し工夫したい。コースメニューも興味を
持ってもらえるレイアウトなどを工夫したい。
→表紙は開くのが楽しみになるようなシンプルな形にし、
工夫したコースメニューを裏表紙に持ってくる。
デザートのメニューは飲み物のメニューに入れてしまう。
・メニューの中の青い文字が気になってしまう。
→詳細下記※
・文字のメニューが多く、画像もやや小さめで
重複しているメニューがもったいない
→整理することでメリハリをつけられるのでは
ないだろうか。
・当店としていちおしのメニュー、メインのメニューが
少しボヤけてしまっている。
→画像の大小や配置で、これもやはりメリハリを
つけられると思われる。
・代表的な料理はわかるものの
一般的な日本人の目から見ると、なじみのない
料理などが画像や文字だけではわかりずらい。
せっかく本場の韓国料理を食べにきて、自慢の
料理を選んでもらえるチャンスを逃していないか。
→わかりやすく説明したキャッチコピーを
多くのメニューにいれるようにしたい。
・メニューの写真に価格が記載されていない。
→写真からすぐオーダーできるように
写真に価格を必ずつけるようにしました。
※メニューの中の配色について
「青色」基本的には、自然界にない色なので、
人は無意識に食べ物でないと感じてしまいます。
一部さわやか系の飲み物などでアリかとも思いますが、
(実は飲み物の新メニューでわたしも使っています。)
食べ物のメニューPOPに使うのは出来るだけ避ける
ようにしたいです。
今日のポイント2
食品に青色を使うのは注意(できるだけ避ける)
加えて、写真入りのメニューについては、
すでに写真が食べ物として相当カラフルなので、
写真以外の部分は配色等シンプルでも構わないと
考えられます。(あまり周りがカラフルで
ゴチャゴチャしていると、画像が目立たなく
なってしまい、とてもうるさく感じてしまいます。)
通常でも配色は、4~5色以内くらいが良いと
言われているのですが、より注意してみてください。
今日のポイント3
飲食店メニューなどのメニュー画像以外の
配色・デザインはできるだけシンプルに
本題に戻りまして、今回のメニュー制作の流れに
ついても、ご参考にしていただきたく、簡単に
ご紹介いたします。
そこで、上記イメージを形にするため
簡単な下書きをいくつか行いました。
(だいぶ見にくいですが、主にメニューの配置に
ついての考え方の整理ですね。)
こちらを依頼主にお見せして、
上記のようなことも伝え、考え方と
方向性を確認いたしました。
そして制作に入り、途中何回か意見の交換を
行いながら、作り込んでいきました。
そして新メニューの出来上がりがこちら
表紙には格調とワクワク感を
裏表紙は、各コース内容の説明を加え、
オーダーしたくなるように、だいぶPOPな
感じにしてみました。
下には、お店の紹介も伝え、次の機会へも
つなげていきます。
新メニュー1ページ目2ページ目
やはり、良いお肉も使っていて旧メニューでも
メインのカテゴリーの焼肉をもっとも強調したく
ページも多めに使い画像も大きいものを使いました。
サイドオーダー的なサラダ、キムチはページ半分に
コンパクトにまとめました。
新メニュー3ページ目4ページ目
韓国料理に詳しくない人にわかりにくいなと
思ったのが、特に旧メニューのこれらのページでした。
依頼主のパクさんにしつこいくらいにヒアリングして、
できるだけメニューに説明のキャッチコピーを
入れるようにしました。
料理に興味をもってもらえるよう言葉も練り上げ
工夫しました。
今日のポイント4
一般的にわかりづらく、でもお客さまに是非
お試しいただきたいメニューには簡潔で適切な
キャッチコピーを入れよう!
新メニュー5ページ目6ページ目
旧飲み物のページで、カテゴリーの配置が
わかりずらかったのと、人気があって当店としても
メインに持ってきたいカテゴリーが強調されて
いなかったので、その点を改善していきました。
デザートも、きちんと説明も加えながらこちらに
コンパクトにまとめました。
こちらが新しい飲み放題メニュー
A3サイズで作成し、飲み放題とプレミアム飲み放題が
1枚でわかる様に配置しています。
カテゴリーもわかりやすく、オシャレな感じも
出す様に工夫して作りました。
これが今回の流れですが、ご参考になった点が
あったでしょうか?
ご質問などございましたら、お気軽にこちらまで
おたずねください。
ご意見・ご質問
今日もお読みくださいましてありがとうございます。