毎日、時間がどんどん過ぎていきます。
一日24時間、刻一刻と情け容赦なく時間が過ぎていき、いつの間にか私たちは年老いていきます。
日々を過ごす中で、何事もなく心の安定があれば問題はないのですが、人は悩む脳をもっていますので、時に「悩み」が起きることがあります。
毎日を同じように過ごしていればいいかというと、変化を求めてこれまでの生活が嫌になってしまうこともあります。
人の脳は自分に都合の良いように考える性質もあるようなので、自分に都合の悪いことはしたくないと思うことがあります。
毎日を同じように過ごしていれば収入があり、生活も安定しているのにどうして変化を求めるのでしょう。
これも脳の中で起きる現象の一つで、マンネリ化した生活に嫌気がさしたり、あるいは違うものに興味が湧いたりします。
仕事や人間関係にはいろんなことが起こり、心は揺さぶられます。
辛いことが起きた時に心が爆発してしまい、何もかもが嫌になり、すべてをやめたくなることもあります。
他人に相談するとごもっともなご意見をいただき、心の中では理解できても行動に表すことができないで、かえって苦しい状況になることもあります。
しかし、よく考えてみると、爆発するほどのことではなかったり、嫌になる必要もなかったりすることがあります。
出来事が起こったときの反応が非常に強い場合は、その時の感情に揺さぶられ過ぎて、その時に修正できずにその流れのままで動いてしまうことがあるようです。
何か心を揺さぶられるようなことが起きた時、そのことからいったん離れて、少し時間をおいて考えるようにすれば、落ち着いた精神状態で考えることができるのかもしれません。
辛いこと、嫌なこと、不安などはもちろんですが、うれしい時や楽しい時も少し時間を置いた方が羽目を外さないで済むような気がします。
抑揚のない平坦な心理状態はつまらないので心の動きの振れ幅は多少必要かと思いますが、大きく振れ過ぎると心の制御ができなくなることもあるかもしれません。
時間を使って、今の心の問題を少し先送りするものいいのかもしれません。
時間が薬になることもあるようです。
がんばりましょう。