今年は高知県のソフトボールの大会が減ったような気がします。

 例年なら、3月末から4月にかけて一般男子や壮年、実年、シニアの大会があり、四国大会もあって、結構忙しかったです。

 しかし、今年はこれまでに2試合くらいしかなく、四国大会もないようです。

 5月、6月には全国大会の予選もあると思うのですが、大会参加チームも少ないのでしょうか、試合へ意気込むような感じが見られません。

 少子化、スポーツ離れは顕著であり、大会が開催されないということはソフトボールの今後に非常に危機感を感じます。

 かつて、私が20歳代の頃は県大会までに高知市内の予選を3週間ほどかけて行い、県内の各ブロックから合計16チームが県大会に出場していました。

 高知県内のベスト16の大会は、一日で終了するように計画されており、決勝戦まで行けば一日4試合をしなければなりませんでした。

 1試合に90球を投げるとしても、試合だけで360球を投げることになります。

 練習球を入れると500球くらいは投げることになりますので、ピッチャーの体力はかなり必要なものでした。

 今から40年とか45年前の話なのですが、ずいぶんと無理のある大会でした。

 ソフトボールの全盛期ともいえる時代でしょうか、ソフトボールをやりたい人の人数も非常に多く、新聞にも大きく取り上げていただき、試合を見に来る方々もたくさんいました。

 試合をする方も見る方も、ソフトボールが面白くて仕方がないという感じでした。

 時代は変わりました。

 協会の登録者数は激減し、チーム数も激減し、大会も激減しているのでしょう。

 今後、人口増加はしばらくないようですので、ますますソフトボール離れが進みそうな気がします。

 誰かが何かを仕掛けないと、ソフトボールが消えてなくなりそうです。

 全国大会の予選だけを行うのではなく、出来れば高知県独自の大会を開催して、ソフトボールの活性化を図って欲しいと思うのですがどうでしょう。

 みんなで楽しく、でも真剣に、定期戦などを開催すれば競技人口も少しは増えるかもしれません。

 ご一考のほど、よろしくお願いいたします。