外で猫の声が聞こえる。この声は子猫。

私はカーテンを開け窓越しに庭を見るが子猫の姿は見えない。どうやら家の軒下にいるみたいだ。

少ししたら泣き止んだので、カーテンを閉めた。


また、別の日。

こないだの猫がまた鳴いている。またカーテンを開けて窓越しに見ると軒下から黒いしっぽが見える。やっぱり子猫だ。

窓を叩いてみた。すると、猫が顔を出した。ハチワレの黒白猫だ。

私を見ると鳴き方が激しさを増す。何かを訴えているのが凄くわかるが、私にはどうすることもできない。


困っていると、軒下から見たことない細身の男性が出てきた。年頃20代だろうか。私は仰天し一瞬固まった。

誰?誰?この人誰?あ、猫の飼い主?でも、なんでうちの軒下からでてきた?

その人は猫を置いて走り去ろうとした。

慌てて窓を開け「あ、ちょっと。猫連れて帰って」と言うと、その男は振り返りニマーっと笑った