色々なところで色んな発声で歌ってきた生徒たち。
共通なのは「軸」と「支え」がないことです
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身体を使って何かを表現しようとするとき、必ず「軸」と「支え」は必要です。
「大きな声」も「柔らかな響き」も「安定した音程」も、そして「豊かな表現」も全て、
この「軸」と「支え」から生まれてくるものです。
野球のバッターもゴルフのスイングも「軸」からの回転と言います。
フィギュアスケートの解説者はしょちゅう「軸」という言葉を使っています。
ジャンプ失敗の原因は、大抵「軸」のブレから来るものが多いですよね
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羽生選手が演技の前に自分の上半身に片手で十字を切っているのを見かけます。
あれは祈っているのではなく、体の軸を確認しているのだそうです。
縦軸、横軸、そしてもちろん前後軸の柔軟な引っ張り合い(ストレッチ)が身体をスクエアに保ち、
ジャンプの着地や回転やシークエンスの安定につながっているのでしょう。
歌も全く同じなのです。
軸のない体からは音程も音圧も不安定な声しか出てきません。
そして確固たる軸から声を遠くに飛ばすのは、迷いのない「支え」なのです
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「支え」のない声には力がなく、当然説得力は生まれません。
なので「もっと大きな声を出して!」とか「もっと声を前に飛ばして!」etc・・・・。
の様に結果ばかりを求める指導はとてもいい加減で危険です。
体も意識も全て前方に持って行かれてしまい、一番肝心の「軸」と「支え」は完全に失われてしまいます。
では「軸」と「支え」とは具体的に一体どこのことで、それは何なのか
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それは今までこのブログで散々説明してきた通りです。
そして実際にレッスンで体感してもらうしかありません。
舞台の上で歌や芝居で人々に感動してもらうこと・・・。
それは広い野原で大木が私たちに与えてくれる酸素や風や木漏れ日や安らぎと同じです
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地中深くに張り巡らされた根と太い幹、そして四方八方に広がる枝、
そしてゆらゆらと揺れる緑豊かな葉っぱや美しい花々。
人々を感動させるには、その全てが必要なのです。
それを体感してもらい、身につけてもらうのが私の役目だと思っています。
それを直し、正しい基本を身につけるのが本当に大変です。
生徒さんも私も相当の忍耐と試練が必要となって来ます。
でも気づいたときがスタートなのだと・・・・。
決して遅すぎることはないのだと、私は信じるし、決して諦めません
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2015年も夢に向かって張り切って行きましょう
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