環境の大きく違う家庭で
育ったトンボと私。

結婚して50年も経ったので
トンボもかなり綺麗好きな方に
矯正はされて来たけど、
それでも私の感覚とは違う。

お風呂の掃除の仕方も
最初に細かく教えたけど、
私が古ハミガキを使って
掃除するのとは違う。

すべて洗ってくれてるんやけど、
2週間もすると洗い桶や
浴室のイスの表面に
アカの染みがわっかになって
薄~く浮いて来る。

排水溝の中も少しヌメって来る。
浴室ドアの下の桟に
汚れが目立って来る。

一生懸命掃除してくれてるので、
掃除の不十分さを小姑の如く
イチイチ指摘は出来ない。

月に2~3度は私が掃除して、
「今日は私が掃除しといたよ!」
とだけ言う。

トンボも分かった物で
「丁寧洗い」してくれたんやな、

と言う。

今はこれだけの事やけど、
家事分担を半々にするとなると、
部屋の掃除機掛け、拭き掃除、

洗濯、料理、食器洗い、庭の手入れ、
これらのいくつもをトンボに
してもらう事になる。

どれも私の指導の下
出来るだけ私のやり方で
やろうとはしてくれると思うけど、
元々の性格が違い過ぎる。

綺麗好きの人にとって、
大雑把な人間のやる事は
常に不満が付きまとう。

極端に言えば
汚部屋暮らしの人間と
完璧に整理整頓した
暮らしをしている人間が
一緒に暮らせば、
綺麗好きの人間に
ストレスが掛かる。

トンボと私はそれほどまでには
違わないけど、それでも
何かにつけて感覚が違う。

トンボはそれなりに
一生懸命やってくれるので
それに対して文句は言えない。

 

それをイチイチ指摘すると、

今度はトンボにストレスが溜まる。

どちらもがストレスなく

暮らすには、家事分担半々は
止めたほ方がいいのでは?!

と思ってしまう。

トンボの退職と共に
私も主婦卒業が理想ではあるけど、
簡単には割り切れない
家事分担半々。

どのあたりで妥協するか
もう少し考える。。。