↑続きです。


入院1日目の晩、家に帰るー!何度も叫び看護婦さんを困らせたお義母さん。

入院2日目の晩は…



3日目の朝7時頃、病院から電話が入りました。

お義母様が昨晩も家に帰せ!と何度も叫び、今も家族に会わせろ!と暴れています。点滴も付けれない状態なので今から来ていただけませんか!と。


Σ( ̄□ ̄;)!!

お、お義母さん…


この日は土曜日という事もあり

旦那さんが準備してひとりで病院に向かいました。


その後は先生にも来ていただき、なんとか点滴を付ける事ができたようです。

部屋も大部屋からさすがに個室に移動させられたのですが

「殺されるー」とわめき看護婦さんを振り払いまくり、移動するのも大変だったようです💦


昼過ぎにはなんとか少しは落ち着いたようで

風邪気味な上、朝からずっと対応でヘロヘロになった旦那さんから15時から交代してー。とSOSがきました。

お義姉さんも向かってくれているそうです。

お義姉さんは隣県に嫁いでいて1時間半ほどかかります💦


恐る恐る15時頃病院へ向かうと

まぁおとなしくベットに横になってました。

うきうきでお見舞い来たよー。と愛娘が言うものの、愛娘は病室にあるTVをすぐさま見始める💦

何しにきたんだか(ーー;)


しんどそうな顔はしてなかったので

少しは体調落ち着いてきましたか?と話かけたら

「体調はもういいのよ!薬も飲んでるし!点滴は何?いらないんじゃない!腕がこんなんになっちゃって!」

と不機嫌モード💦


点滴からお薬も入れてるんですよ。というものの

「お薬はさっき飲んでるのよ!点滴からは入れてないのよ!必要ないのよ!」

と全然納得してくれないので、その話はやめておきました(;´д`)頑固だから~


「私はお腹が空いてるのよ!ご飯食べてもお腹が減るのよ!なのにおやつ食べちゃダメっていうのよ!お腹がすいてるのに!」とグズグズご立腹。

お義母さんはまだ肺炎で入院したばかりだからね。

もう少ししたら食べれるようになると思いますよ。となだめるものの


「私はおいしいパンが食べたいのよ!例えばお芋の入ったおいしーいパンが食べたいのよ!パンが食べたいのよ~!」

と訴えるお義母さん。

ひもじい思いをしてるのはちょっとかわいそうだなと少し同情💦


そうだねー。おいしいパン食べたいよね。今度買ってくるからね。先生にも早く食べれるようにお願いしておくね。となだめ、


その後も

「もう食べれるよ!先生は食べちゃダメっていってないのよ!なのに看護婦さんが食べちゃダメっていうのよ!」

と繰り返される度に、

食べれるようにお願いしておくねー。とかわし、

少しずつ会話をフェードアウト…

おいおい!遠慮なく文句のオンパレードだな~💦

ワガママ暴走に変わったのか(ーー;)と驚きと心の声


お義母さんはむっつりしたまま黙り込むなか

旦那さんは体調が限界と帰っていきました。


あとはお義姉さんが頼みの綱…

早く来ないかな~と持ち望んでる中、ようやくやってきてくれました。


その頃にはお義母さんのむっつり顔も落ち着いて、少しボーとしてました。

お義姉さんが大好きな愛娘は早速お義姉さんと話はじめます。


しばらくしてお義母さんが横になろうとしたので

布団を直してあげようとしたら

「暑いから布団はいいのよ。」と。


そうしたらお義姉さんが、

ブランケット持ってきたからこれ使ったらいいよ。とお義姉さんがお義母さんに掛けてあげたら

「あらどうも親切に。ありがとうございますね。」と。



(・_・)ん?

自分の子供に敬語?


お義姉さんも、

あ~行っちゃったかぁ。わからんくなったかぁ。

叔母さんの時と同じしゃべり方だわ。と。


私の事誰かわかる?とお義母さんに聞いたら

「会ったことはあるわよね。何度か。顔は覚えてるのよ。でもどこであったかは思い出せないのよね。ごめんなさいね」と。



えっ!うそでしょ?

そんな事ある?突然に。しかも自分の子供であり、一番信頼していた娘だったじゃん。


お義母さん、自分の子供の名前覚えてますよね?と質問。

「覚えてるわよ。Y(旦那)とM(姉)でしょ」


そのMですよ。目の前にいるの。

と言っても

「あらあなたもMって言うの?同じ名前なのね。」

いやいやだから本人だって!と言っても

「同じぐらいの歳だわね~」と

全然認めてくれない(*T^T)



そうか~行っちゃったか~。

もう私来る意味ないね…。とポツリ言うお義姉さん。


そして少ししてから

「M、今日来るって言ったのに。来てくれないのかな~」と寂しげにいうお義母さん。



いたたまれない(*T^T)



その後も愛娘に

「お買い物行くんじゃないの?早く行ってきなよ。」

と何度も言うし、

「これはいつ取るの?」

と何度も点滴を外そうするし、

今日はうえにきれいな色の帯が浮かんでいるのね~。

と幻覚が見えたり…


あ~

昨晩からの大パニックのショックで

一気に認知症、アルツハイマーが進んでしまったのかな…


あの怒涛の文句を最後に

ぽやーんと穏やかにもなりました。

面会時間も過ぎ、

もう帰るね、また来るね。

と言っても、意味がわかってなさそうにぽやーんとしてました。

心配だけど、きりがないので看護婦さんに託して帰る事にしました。



ドラマでしかみたことがない

思いもよらぬ衝撃的な事が目の前で起こり

私もショックで

お義姉さんの事を思うと目が潤んできました。

私なんかより何万倍もお義姉さんはショックで

今も帰ってからもたくさん涙するんだろうと。

目の前に親はいるのに、突然親を失う。

こうゆう事もあるんだな…


そして次は私?

最後に旦那さん?

いったいこの先

どうなってしまうんだろう

明日はどうなるんだろう


お義姉さんは明日またダメ元でチャレンジしてみるよ!

と明るくふるまってました。

きっとまだ記憶がいったりきたりしてるはず。

どうか明日はちゃんと繋がりますように…



まだ続きます…


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