●星の王子さま @サンテグジュペリ | ★50歳からの勉強道~読書録★

★50歳からの勉強道~読書録★

本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

サンテグジュペリさんはフランス人の
作家だけど、経歴を見るにどっちかゆうと
ゴリゴリのパイロットなんだね。


26才から始めた作家活動では、
「夜間飛行」、「人間の土地」など、
パイロットとしての体験を元にした作品が
人気で、特に童話作家でもない。


1935年に
フランス-ベトナム間最短時間飛行記録に
挑戦中、機体トラブルでサハラ砂漠に
不時着し、この時の体験が
星の王子さまの設定に反映されてるそうだ。






「星の王子さま」の出版は
第二次世界大戦中の1943年。
世界中で読まれ、発行部数1億5000とかの
超ロング大ベストセラー!!


でもご本人は翌年、
フランス空軍の偵察任務で出撃したまま
地中海上空で消息を断ち、
行方不明になってしまう。。
1998年に遺品が発見、残骸の調査が行われ
2000年に発表されたそうだ。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
愛称サンテックス。きゃ♪普通のおじさん。






一応児童文学、なんだけど、
どうも大人向けに書かれたものらしい。


序文に離れた場所で苦しむ親友に捧げる
となっているのは、ナチスの弾圧を受ける
ユダヤ人の友に宛てたものだというし、
戦争中の厳しい現実があったんだなぁ。

海中から引き揚げられたブレスレット
終戦の1年前、44才で亡くなった。




内容は深い箴言や教訓、
社会に対する皮肉も散りばめられていて
もっとディープな謎解き隊によると
悪いバオバブの木は日独伊、だとか
ビジネスマンの計算は第二次大戦を起こした
国の国民合計だ、とか、あるらしい。


しくじり先生ではオリラジ中田先生が
深い意味を考える見事な解説で
なるほどなー。とは思うけど。。


箱根の星の王子さまミュージアムは
いつもスルーで、まだ行ってない。





子供の時、たくさん童話は読んだけど
良い教訓を学んだ・・なんてあったかなぁ?


♪布団の下のお豆に気づくお姫様しゅごい~
♪人魚姫の一足ごとの痛み、痛い痛すぎる~
♪鳥の心臓近くの特別な一切れ、美味しそ~

みたいな事しか覚えてないけど。σ(^_^;)?



星の王子さまは、今回初めてなので、
大人らしく作者の意図を考えつつ読んだ所、
ちっとも面白くなく、、、結局、
考えるの止めて、もう一度読み直す。。


ふわふわした不思議な世界は
やっぱり魅力的なのかな。
子供のうちに出会いたかったなぁ。。
童話は子供のうちに、読むべし。
てか、子供にたくさん童話読ませるべし!


こんな可愛い挿絵も
サンテグジュペリさんの自筆なんだって。





童話の主役が子供なのは
自分がその子に成り変わるためで、
悲しくなったり、勇気を出したり、

ヘビがしゃべればヘビになり、
お花にも、キツネにもなって、
物語の中に入りこむ。


そしたらきっと、
子供の心には何か残るんだろう
教訓じゃなくても。
「大切なものは目に見えないんだよ」
とキツネさんも言ってるぉ。