非常時に強い体制 | 現実を見つめ理想に向けた一歩を

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台湾の新型コロナウイルスに対する対策が適切、迅速で効果をあげているというニュースを見て感じたことを書く。
 
 
 
台湾では行政のトップである大臣は政治家ではなく、それぞれその道のトッププロが務めており、その対応が適切であるという。

日本では国会議員でないと大臣になれない。制度上は民間人でも大臣にはなれるが民間人を選ぶことはない。
 
 
 
大臣に限らず、日本の行政や会社などでは、専門性の高い分野でも素人がトップになることは多い。
 
適切な表現ではないかもしれないが、事務屋が技術屋を下部に置く構図である。
 
事務屋は専門家である技術屋から、専門的なアドバイスは受けるが、最終決定権は自分ら(事務屋)が持っている。
 
 
 
この体制は平時には機能するが非常時に機能するか、問題ではないかと思う。
 
 
 
事業を車の運転に例えると、トップが運転のプロで自ら運転するか、トップは運転の素人で横にいてドライバーに指示するがの違いがある。
 
 
 
昔、ニクソンショックの時、他の国が為替市場を閉鎖したとき、日本だけ開いていて、損失を被ったということがあった。
 
その時の外国の専門家の「信号が赤になったのに突っ込むのはバカだ」という逸話がある。
 
これからも困難なかじ取りをしないといけない状態が続くが、大丈夫か…