行動経済学という学問でピーク・エンドの法則というのがある。
知っていると、世の中の行動の仕組みを理解したり、自分が行動するときに応用できるかもしれないので概要を理解した方がよい。
ピーク・エンドの法則とは
われわれは自分自身の過去の経験を、ほとんど完全にそのピーク(絶頂)時にどうだったか(嬉しかったか悲しかったか)ならびにそれがどう終わったかだけで判定する、という法則である。
ピーク以外の情報が失われることはないが、比較には使われない。それには喜びもしくは悲しみの総量、またその経験がどのくらい持続したかですらも含まれる。
(ウィキペディア引用)
つまり
・ピーク(一番感情が動いた瞬間)と、
・エンド(最後の瞬間)
・ピーク(一番感情が動いた瞬間)と、
・エンド(最後の瞬間)
の2つの感情で判断する。
例えば、遊園地のアトラクションの待ち時間は実際の待ち時間よりも少し長めの待ち時間を表示すると、思ったより早く乗れたという良い感情が起きる。
そうすると意外と早く乗れたという良い感情がそれまでの悪い感情を吹き飛ばしてしまう。
ピーク・エンドの法則を無意識に本能的使いこなしている人もいるが、一般の人でも意識して使うとよい結果や印象を与えることができる。
ただし悪いことに使用しないように願いたい。