藤井4段騒動の今後 | 現実を見つめ理想に向けた一歩を

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このブログでたびたび記事にしている藤井聡太4段の連勝がついに止まった。

 

昨年中学2年で史上最年少で将棋の棋士になり、デビュー以来、負け知らずの29連勝の歴代1位を記録、多くのマスコミで取り上げられたのでご存知の方も多いと思う。

 

残念ながら30連勝はならなかったが、藤井少年が使っていたオモチャが品不足になったり、将棋を始める児童が増えたなど、社会に与えたインパクトは大きいものがあった。

 

 

ここでは、今後の将棋界について、考察してみたい。

 

言われているのは、今後将棋界全体の棋力がレベルアップするだろうということである。

 

AI(人工知能)と人間の対戦は、今年の春、名人がAIのチャンピョンに負けるという結果に終わり、歴史的な決着はついたように思える。

 

今後、将棋界はどうなるかというときに興った今回のフィーバー、将棋の面白さを呼び起こす出来事ではあった。

 

 

藤井プロがAIを相手に腕を磨いていたということが、広く認知され、AI相手の修行が今後のプロアマ問わず、修行のメインになるという。

 

AIを使いこなせない旧世代の棋士は時代に取り残される可能性がある。

 

 

 

最も気になるのは、人類がAIに負けた今、世間は今までどうり、棋士に価値を与え、現在の枠組みを維持できるかである。

 

現在の大手のスポンサーは新聞社である。

新聞業界の今後と将棋界の動向によっては、大きな変革を迎えるかもしれない。

 

 

江戸幕府の囲碁将棋の保護のもとの家元制度が明治になり崩れ、棋士としての生業は困難であったが苦労の末、現在の制度にまでもっていった。

 

文化をどう継承するか、将棋に限らず興味を持ってみていきたいものである。